㈱をくだ屋技研は11月12日、環境に配慮した新しい運搬機器「パステルシリーズ」を発売した。同製品は、従来の作動油に代わり、海洋汚染の低減とCO2削減に寄与する「水系制御液」を採用し、持続可能な物流機器として開発された。

「パステルシリーズ」

「水系制御液」は従来のオイルとは異なり、その成分の約70%が水で構成され、環境負荷を大幅に低減する。この特性により、万が一液漏れが発生した場合でも海洋汚染を最小限に抑え、環境保護に貢献するほか、オイルに比べて製造および使用時のCO2排出量が少なく、カーボンニュートラルの達成にも寄与する。

パステルシリーズの第1弾として、同社は「環境配慮キャッチパレットトラック」を発売する。今後は、この「水系制御液」を搭載した製品のラインナップを拡充し、環境負荷低減を追求していく。SDGs(持続可能な開発目標)およびカーボンニュートラルに向けた取り組みを加速させ、持続可能な未来の実現に向けて努めていくとしている。

「環境配慮キャッチパレットトラック」