三機工業㈱は10月16日、搬送型ロボットによる自動仕分けシステム「メリス・ビアンカ」が2024年度「グッドデザイン賞」((公財)日本デザイン振興会主催)を受賞したと発表した。
メリス・ビアンカは性能、信頼性、メンテナンス性を追求しながら 視覚から伝わるスマートなデザインに取り組んだ結果、高く評価された。フォルムを構成する外装カバーにはファブリック素材を採用することで圧倒的な軽量化を実現し、走行エネルギー消費量の削減にも寄与したとしている。同社では今回の受賞を契機にメリス・ビアンカの販売拡大を図るほか、ものづくりにおけるデザインの活用を積極的に推進していくとしている。

●審査委員評価コメント
全体的なデザインが非常に斬新で、従来の無人搬送車(AGV)ロボットに対するイメージを覆している。視覚的には機械が「服を着せられた」ような感じで、従来は露出していた中央の構造部品エリアが伸縮性のある布素材でできたカバーで覆われている。このカバーのおかげで外観が魅力的になり、全体的にまとまった印象を与えると同時に、その後のパーソナライズやカスタマイズ、メンテナンスや清掃が容易になり、拡張性も提供している。
●グッドデザイン賞
https://www.g-mark.org/
●「メリス・ビアンカ」の詳細
https://www.sanki.co.jp/news/release/article438.html