三菱ふそうトラック・バス(三菱ふそう)は6月19日、電気小型トラック「eCanter」の仕様やサービスを疑似体験できるオンラインシミュレータ「FUSO コンフィギュレーター」を公式ウェブサイト上に一般公開した。トラック車両のオンラインシミュレータのオンラインでの提供は、国内商用車メーカーで初(同社調べ)としている。

FUSOコンフィギュレーターの画面イメージ(※画面はイメージで実際のものと異なる場合あり)

FUSOコンフィギュレーターでは、「eCanter」の購入フローをバーチャルに体験することにより、これまで顧客が直接アクセスする機会が限られていた「eCanter」の仕様や電気(EV)トラックに必要なサービスに関する情報を気軽に確認できる上、顧客ごとの事業形態に即した仕様を検索することができる。特に初めて「eCanter」の導入を検討する顧客の情報収集に役立つ。顧客はFUSO コンフィギュレーターを通じて、「eCanter」車両と共に検討が必要なサービスについて、パートナー企業が提供するサービスも含めて実感することが可能としている。

FUSOコンフィギュレーター上では、画面上に表示される車体や架装、車体カラー、サービス等のオプション(※1)を選択していくことで、最終的には車両の3Dイメージが表示される。顧客が想定する走行距離や車両サイズ等をもとに、車両を絞り込んでいくことができる。

※1:本システムは初期検討への活用を主な目的としており、価格や補助金情報等の一部要素は含まれていない。

EVトラックの導入検討にあたっては、車両自体だけでなく、充電設備や走行ルート、メンテナンス、各種補助金等EVトラックの運用をサポートするサービスについても考慮する必要があり、顧客の手間となっている。FUSOコンフィギュレーターの選択フローは、EVトラックを検討する上で必要な要素の取りこぼしがないよう設計されており、初期検討において、顧客のEVトラックに関する理解の促進にも活用できる。

また、本格的な検討とさらなる詳細情報を希望する場合、FUSOコンフィギュレーターでの検討内容を顧客の最寄りのFUSO ディーラーに送付の上、顧客個々の要望に応じた見積等を依頼できる機能も備えている。

FUSOコンフィギュレーターは、三菱ふそうが営業向けの商談ツールとして開発し、営業現場で活用している「ソリューションコンフィギュレーター」を、顧客の「eCanter」検討をさらにサポートすることを目的に、一般公開版として再設計したものとしている。

●「FUSO コンフィギュレーター」
https://configurator.mitsubishi-fuso.com/