高千穂交易㈱は1月25日、同社の提供するRFIDシステムが、㈱AOKIの展開する低価格業態「ORIHICA」の全店舗と物流倉庫に導入されたと発表した。同システムの導入により、レジ待ち時間の短縮や、検品・棚卸作業の効率化が見込まれるとしている。

●高千穂交易のRFIDシステム
https://www.takachiho-kk.co.jp/prod/retail_sol/rfid/

RFIDとは、電波(Radio Frequency)を用いて認識(IDentification)する技術。読取機(リーダ)とタグを用いて通信(認識)を行っており、リーダ・タグ間に段ボールや壁等の遮蔽物があっても、電波が届く範囲であれば、複数のタグを一気にスキャンできる。

今回、店舗や倉庫での業務効率化を目的として、Johnson Controls社製RFIDシステムがツープライスショップ「ORIHICA」の全店舗と物流倉庫に導入されたとしている。

商品入庫時の検品作業は、RFIDシステムを活用することで段ボールの外から電子タグを読み取れるため、一括検品が可能。店舗での検品や棚卸は、バーコードを1つ1つ読み取る必要がなくなり、作業負担を大幅に軽減できるほか、商品の位置情報も管理できるため、在庫の検索時間が短縮される。レジ業務では、RFIDタグの一括読取によるスピーディーな会計が可能。これにより、買い物客の待ち時間が短縮され、サービス向上も期待される。さらに、RFIDの情報はクラウド上のデータ管理プラットフォーム「TrueVUE」に集約され、スマートフォンアプリでリアルタイムに情報を確認できるとしている。

RFIDシステムを活用した業務の流れ