岐阜プラスチック工業㈱は11月20日、8月1日より販売を開始した、リサイクル材50%配合した自動車部品用規格コンテナ「TP規格コンテナー」が㈱アイシンに採用されたと発表した。

同社はプラスチック資源循環に繋がる製品を積極的に活用しており、物流資材においては1990年代からリサイクルパレットを製品化し、全国の顧客に使用されている一方、コンテナでのリサイクル材活用は物性面の課題があり、特定顧客向け以外では実施していなかった。

今回、自動車部品箱として広く採用されている「TPコンテナー」において、「ポストコンシューマ材(消費者使用済プラスチック)」を活用しながらも通常バージン材使用時と同等の物性を維持し、CO2が1.09kgの削減に貢献するコンテナの開発に業界で初めて成功し、今回アイシンに採用された。

アイシンに採用された「TP規格コンテナー」

●アイシン採用品
製品名:リサイクルTPー342B
CO2削減量:1.09(kg-CO2e)
削減効果:36%(製品が製造(成形加工)されるまでの活動において排出されるCO2排出)

※リサイクルTPコンテナー「TP-331B、TP-332B、TP-341B、TP342B、TP-361B、TP-362B」はエコマーク認定商品。

※本TP規格コンテナーによるCO2削減は顧客の「Scope3 カテゴリー1」に貢献する。

※Scope3 カテゴリー1
企業が購入・取得した全製品およびサービスの取得、製造、輸送による温室効果ガス排出。
・自社が購入した原材料、中間製品、最終製品(仕入れ商品を含む)、サービス等。
・直接調達(事業者の製品の製造に直接関係する物品等)だけでなく、間接調達(製品の製造に直接関係しない物品・サービス)も含む。