防災テックベンチャーの㈱Spectee(スペクティ)は11月21日、パナソニック㈱エレクトリックワークス社が実施するアクセラレータープログラムに採択されたと発表した。

パナソニックは優れた先進技術やノウハウを有するスタートアップと共創し、新規事業を加速させる取り組みの一環として、ReGACY Innovation Group㈱と共同でアクセラレータープログラム「Panasonic Accelerator by Electric Works Company」を開催。スペクティは80社以上のスタートアップ企業のうち、11社の採択企業として選ばれた。

●「Panasonic Accelerator by Electric Works Company」
https://panasonic.regacy-innovation.com/

●スペクティの取り組み内容
採択テーマ:「電気設備データを活用した避難状況の把握」
災害発生時に避難指示が出た地域について、避難がどの程度完了しているのか等、避難状況を迅速に把握することに課題を抱える自治体が多くあり、その課題を解決するため、スペクティではパナソニックの様々な電気設備や家電データをもとに、避難指示が出ている地域でどの程度避難が完了しているのかをリアルタイムに把握するシステムの開発を目指し、実証実験を行う。

採択されたスペクティの取り組み内容

●パナソニック㈱エレクトリックワークス社のプレスリリース
https://news.panasonic.com/jp/topics/205435

●㈱Specteeについて
スペクティは「危機を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報や道路カメラ等のデータから災害・リスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っている。国内トップシェアを誇るAIリアルタイム危機管理サービス「Spectee Pro」は、AI技術を活用し、世界中のSNSや、自動車のプローブデータ、河川・道路等に設置されたカメラのデータ等をリアルタイムに解析し、災害や危機に関する情報を収集、通知、可視化・予測できるリスク管理ソリューション。危機情報をリアルタイムに配信するほか、地図と合わせて表示し、「どこで何が起きているか」、「被害状況はどの程度か」等を即座に確認することが可能。2023年9月時点で、960以上の自治体、官公庁、民間企業、報道機関等に利用されている。