SGホールディングスグループでIT統括事業を担うSGシステム㈱は10月30日、クラウド型送り状発行システム「Biz-Logi WEBⅡ」をリリースした。

従来の機能に加えて、出荷拠点ごとの作業進捗を一元管理できるようになったため、出荷元における管理部門のリソースに悩む企業でも、より効率的に出荷管理ができるようになったほか、「Biz-Logi WEBⅡ」を利用した集荷依頼においてケアマーク(※1)入り送り状の発行ができるようになったため、出荷現場でケアマークシールを貼る作業が軽減される。これにより、特に多店舗展開している小売業や産直ビジネスにおける出荷作業の効率化が期待されるとしている。

SGシステムでは、これまでに「Biz-Logi WEB」をはじめとする出荷システムを全国12万社を超える顧客に提供してきた。今後もSGホールディングスグループで培ってきたIT・デジタル技術のさらなる向上に取り組み、顧客の生産性向上と高効率化に寄与していくとしている。

Biz-Logi WEBⅡ画面イメージ

●リニューアルの主な内容

Biz-Logi WEBⅡ仕組み図

(1)出荷拠点ごとの作業進捗が一元管理可能に
店舗や出荷拠点が複数あり、管理業務が煩雑になってしまっているケースにおいて、出荷拠点ごとの作業進捗を一元管理できるようになった。

(2)ケアマーク入り送り状の発行が可能に
「Biz-Logi WEBⅡ」を利用した集荷依頼においても、ケアマークがあらかじめ印字された送り状の出力ができるようになった。

(3)複数条件による送り状発行順序の指定が可能に
送り状を印刷する際に、商品順や受注日順、問い合わせ番号(お問い合わせ送り状No.)順等、複数の出力条件を指定できるようになった。

(4)より直感的で分かりやすいデザインに
操作性や視認性が向上したことで、ユーザーがより直感的に操作できるようになった。

※1:ケアマーク:荷物の破損を防止し、作業者の安全を確保することを目的に、輸送時の荷物の取り扱い要領を指示するマーク。「取扱注意」「貴重品」「冷蔵」「冷凍」等がある。