パナソニック コネクト㈱は7月18日、屋外や過酷な現場に適した10.1型頑丈タブレットPC「TOUGHBOOK(タフブック)」FZ-G2シリーズの新モデルを、国内法人向けに10月下旬から順次発売すると発表した。

「FZ-G2」シリーズは、2021年の発売以来、粉末が舞う食品工場や医薬品工場の製造実行システム(MES)の操作端末や、屋外での設備点検・メンテナンスの業務用端末、警察や消防隊員用端末として様々な現場で活用されている。

新モデルでは、データを高速に処理したい現場のニーズに応え、「第12世代インテルCoreプロセッサー」を搭載。Web会議で現場中継をしながら業務アプリなど同時に使用するマルチタスクでも高いパフォーマンスを発揮する。

さらに、必要な機能を後から追加できる「モジュラー構造」のオプションにmicroSDカードスロットが新登場。通信で送受信が難しい大容量データ(点検時のCADデータ等)や、自動車整備の際に更新するカーナビのデータ等の受け渡しが便利になるとしている。

また、本体SSDへのデータ保存に加えてmicroSDカードでバックアップを取得することで、安心して作業ができる。屋外や過酷な現場使用を想定した頑丈性能をそのままに、現場での利便性向上を図るとしている。

●主な特長
(1)「第12世代インテルCore i5プロセッサー」搭載(インテルR vProR テクノロジー対応)
・従来モデルと比較し約1.3倍高速化。

ベンチマークテスト

(2)モジュラー構造のオプションにmicroSDカードスロットが追加
・顧客自身で機能を後から追加可能なため、機能拡張された本体を買い増す必要がなくなり環境負荷の低減にも繋がるモジュラー構造を採用。従来のアタッチメントオプションに加えmicroSDカードスロットが新登場。

microSDカードスロットの追加

(3)通信性能の拡充
・新モデルはWi-Fi 6E(※1)対応。LTE(nanoSIMカード+eSIM(※2)にも対応しており、将来のネットワーク環境も見据えて様々な現場環境に合わせた通信手段を選択可能。

●新製品概要
品名:頑丈タブレットPC
愛称:TOUGHBOOK(タフブック)
シリーズ:FZ-G2シリーズ
品番:
(標準モデル)
FZ-G2EBJBXAJ:Windows 11 Pro
FZ-G2EBJBXKJ:Windows 11 Pro
(ダウングレードしたWindows 10 Proをプレインストール)
(ワイヤレスWANモデル)
FZ-G2EBJBPAJ:Windows 11 Pro
FZ-G2EBJBPKJ:Windows 11 Pro
(ダウングレードしたWindows 10 Proをプレインストール)
希望小売価格:オープン価格
発売日:2023年10月下旬から順次発売

●FZ-G2 主な仕様
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/tough/lineup/g2-e

※1:Windows 11 Proモデルのみ。Wi-Fi 6Eでの接続には、(市販の)Wi-Fi 6Eに対応した無線LANアクセスポイントが必要。

※2:無線通信を行うためには個別の契約が必要。eSIMでの通信ができない場合もあるため、必ず契約前に通信事業者へ要確認。同社で動作確認済みの通信業者は以下のウェブサイト参照。
https://faq.askpc.panasonic.co.jp/faq/docs/005175