日本パレットレンタル㈱(JPR)とユーピーアール㈱(upr)は7月14日、2022年4月に共同開発・運営に合意した「X-Rentalオープンプラットフォーム」(クロスレンタルオープンプラットフォーム:XROP(クロップ))に関して、2023年7月に業務提携契約を締結し、同年11月より両社顧客への提供を開始すると発表した。
「XROP」はパレットをはじめとする物流容器の循環型運用に必要なサービス基盤であり、両社が有するIT基盤や人的リソース、輸送力を相互利用する目的で共同開発したもの。
両社は「XROP」を活用することで、物流容器の循環型運用においてより効率的で充実したサービスを顧客へ提供する。両社の顧客は「XROP」を活用することで、コスト削減や業務負荷軽減を実現できる。
「XROP」は両社の既存顧客を対象に案内を開始し、今後、他のレンタル事業者や自社物流容器を所有・運用する企業より加盟社を募集することで、加盟社の顧客へとサービスの提供範囲を拡大する。
JPRとuprは、「XROP」の共同運営を行い、加盟社の募集およびサービスの充実を図ることで、「物流の2024年問題」・物流DXへの対応を実施し、ホワイト物流の実現を目指すとしている。
●「XROP」概要
「XROP」は物流容器の循環型運用に必要な3つのサービスを提供する。
(1)共通IT基盤:X-Web(クロスウェブ)サービス
拠点マスタとユーザーIDを使用し、DXを実現する多様なソリューションと連携する。
(2)人的リソース:X-Support(クロスサポート)サービス
企業を越えた問い合わせ対応サービス。各種手続き等のデジタル化により高品質なサポートを提供する。
(3)輸送力:X-Logi(クロスロジ)サービス
回収・納品の運送サービスおよび貸出・返却・保管・メンテナンス等のデポサービス。レンタル利用のコスト削減と利便性向上が可能。
●今後の展開
両社の既存顧客から運用を開始し、問題点の検証や改善を行う。受け入れ準備が整い次第、「XROP」を介したサービス提供を希望する加盟社を募る計画。
※2022年4月14日プレスリリース「JPRとユーピーアールがレンタルシステムの共同開発・運用に合意」
https://www.jpr.co.jp/release/2022/release000759.html
https://www.upr-net.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/04/news_20220414-1.pdf
●X-Rental オープンプラットフォーム
https://www.x-rental.jp