ラピュタロボティクス㈱は4月4日、自動フォークリフト(AGF)の発売を開始すると発表した。

ラピュタ自動フォークリフト

ラピュタロボティクスは協働型ピッキングアシストロボットのラピュタPA-AMRの商用化以来、カスタマーサクセスに力を入れ、物流現場の自動化においてこれまで確かな実績を構築してきた。その知見を基に改良を重ねた自社開発のロボティクスプラットフォームrapyuta.ioと、ロボット群制御AIの磨き上げたソフト技術と国産のハードウェアを用いて、精度の高い製品とサービスを提供したいと考えており、AGFを市場に提供することで、物流現場のDX推進に貢献していくとしている。

●特徴
(1)業界最短水準で導入、レイアウト変更にも柔軟に対応(※1)

ラピュタ自動フォークリフトは、ロボットの自己位置を確認するための反射板や磁石を必要せず、既存倉庫への導入がスムーズかつ業界最短水準(※1)にて行える。運用変更やレイアウト変更にも柔軟な対応が可能。プログラムされた動きではないため、運用において柔軟な対応が可能。収まるべき枠に対しパレット貨物が傾いて蔵置されている場合にも、リアルタイムで動作軌道を修正し、パレットをピックアップすることが可能。

※1:同社調査結果に基づく目安であり、検討拠点における要件定義の内容により導入期間は変動する。

(2)高い安全とパフォーマンスを24時間実現(※2)
国産のハードウェアをベースとした安全かつ安心品質を実現。LiDARによる高い自己位置推定技術で高いパフォーマンスを発揮する。また、タブレットによる簡単操作によって、これまで熟練スタッフに頼っていたフォークリフトのパレット搬送が簡易化され、スタッフを確保するのが難しい夜間深夜帯の稼働も可能となり、早期の投資回収が実現可能となる。

※2:長時間連続稼働の場合は交換バッテリを使用することが前提。

(3)充実のサポート:定期的なソフトウェアアップデートによる機能アップデート(※3)
継続的なソフトウェアアップデートを行うことで基本機能アップが可能。ピッキングアシストロボットのラピュタPA-AMRで構築したカスタマーサポート体制も活用し、トラブル時には全国(沖縄離島は除く)へ迅速に対応することで顧客の倉庫運営を最大限サポートする。

※3:一部無償にて提供予定。

●基本機能
・A⇔Bの定点移動想定
・上下階移動時の垂直搬送機との連携
・営業倉庫での入荷検品仮置き場から垂直搬送機への搬送等
・工場での生産ラインコンベヤから出てきた荷物の検品場・仮置き場への仮置き
・その他の要件に関しても相談可能