㈱イー・ロジットは4月1日より、同社開発のWMS(倉庫管理システム)とコマースプラットフォーム「Shopify」の自動連携を可能にするアプリ「e-LogiT Order Transfer System」をShopifyアプリストアで提供開始した。

Shopifyと同社WMSの運用画面(イメージ)

近年、Shopifyを利用するクライアントが増加していることや、人材不足や賃上げの課題を抱える物流業界において、クライアント様の負担を軽減しつつシームレスな作業のサポートすることを目的に同アプリの提供を開始した。今回の自動連携では、Shopifyで制作したECサイトで受けた注文が同社WMSに自動で登録され、倉庫作業完了後、出荷状況および配送情報をストアへ反映する。一連の流れを自動化することでクライアントの負担を大幅に軽減する。

今回、同社WMSとの連携が可能になったShopifyは、コーディング等の専門知識がなくともオンラインストアの構築や運営を可能にする、世界最大級のマルチチャネルコマースプラットフォーム。マーチャント数は数百万とされ、175か国以上で使用されている。世界規模で使用されているShopifyと同社のシステムが連携することによって、クライアントの要望に対応できる幅がより一層広がる。

今回の自動連携により、手動で注文データをWMSに登録する作業が不要となる。土日祝日等でWMSへの登録作業ができない場合も、注文内容が自動で同社WMSに連携されるため、同社の物流センターで365日対応が可能となる。顧客を待たせないことで、顧客満足度の向上に繋げて、ECサイト利用のリピーター獲得や高評価に寄与する狙い。また、土日明けに生じていた波動を平準化することができ、これまで以上に品質の高いサービス提供が可能となる。一方でメッセージカードやキャンペーンチラシの同梱といったクライアントの要望に応じて柔軟な対応ができることも同社の強みとしている。