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サトー、世界初の焼却時のCO2放出を抑える技術を使った感熱紙を発売開始

2014/07/23

(株)サトーは、焼却時のCO2の放出を抑える技術「エコナノ」を使った感熱紙(糊なし基材)の販売を開始したと発表した。同社の感熱方式プリンタで利用できる。

同社では、2011年11月より、このCO2削減技術を使用した世界初となるラベル「エコナノ」を販売してきた。これまでに1万1,000社への導入実績があり、さまざまな業界の生産・流通・消費といった各シーンでユーザーに利用され好評という。

今まではラベルの粘着剤にエコナノ技術を適用する手法で製造していたが、このたび用紙へ塗布する技術が構築できたことにより、粘着剤を使用しない感熱紙でもエコナノ化が可能となった。通常の感熱紙と比較して、焼却時のCO2の発生を80%以下(同社試験結果)に抑える効果があるという。

同社では商品を通じた環境問題対応として全ての商品をエコナノ化することを目指している。このたび発売を開始したエコナノ感熱紙は、環境保全への意識が高い製造業をはじめ、物流、アミューズメント、アパレル業界などのユーザー向けとして、標準帳票や現品票、ジャーナル、チケット、振込み用紙、値札(タグ)での用途を見込んでいる。紙の厚さは80μ、105μ、120μからなり、今後はユーザーのニーズに応じてラインアップを追加していくとしている。

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