[最新ニュース] IT・マテハン

ZMP、単眼カメラによる汎用画像認識システムの販売を開始

2014/07/24

(株)ZMPは、単眼カメラによる汎用画像認識システム「RoboVision Single」の販売を開始したと発表した。

同製品は、単眼カメラ、高性能グラフィックプロセッサ(GPU)、および学習と検出を行うアプリケーションから構成され、機械学習により車両や歩行者など任意の対象物の検出が可能な汎用画像認識システムだ。

単眼カメラによるオブジェクト検出の代表的な手法として、HOG(Histograms of Orientied Gradients)特徴量抽出、機械学習の手法の一つであるサポートベクターマシン(SVM,Support Vector Machine)によるしきい値学習、がある。本製品は学習段階においては、まず撮影した画像からトレーニングデータを作成しHOG特徴量を算出しSVMを構築、検出段階では、汎用的な開発環境である高性能グラフィックプロセッサ(GPU)を用いることで、リアルタイムに検出を行うという。

自動運転や先進運転支援システムにおいては、歩行者や先行する車両などの検出が重要だ。同製品は、機械学習および検出を行うためのハードウェア・ソフトウェアが提供されているため、学習・検出のプログラミングの必要がなく、すぐにシステムに組み込むことが可能。学習データベースは任意に設定・学習できるため、車両・歩行者だけでなく、標識や信号などを学習対象とすることも可能だ。先進運転支援システムや自動運転車の研究開発、建設機械や農業用車両、移動ロボットの汎用画像認識システムとして活用頂ける。価格は、55万円(税別)で、7月24日より受注を開始する。

|↑一覧に戻る|