ラピュタロボティクス㈱は11月22日、安田倉庫㈱の厚木営業所に、「体験本導入プラン」(※)で自律走行型協働搬送ロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」を納入した。

同営業所では納入後、1か月半の間に本格的な導入と同条件でロボットを体験活用し、生産性等を確認する。

●体験本導入プラン
中小規模の倉庫を含めた多くの物流事業者向けに、1か月半の間、本導入と同じレベルでAMRを活用し、倉庫への適合性、生産性の向上度合いをしっかりと確認できるプログラム。
https://www.rapyuta-robotics.com/ja/2022/04/20/real-introduction-program/

AMRと協働ピッキングをしている様子
AMRが商品を搬送する様子

安田倉庫は、現在DX事業推進室を新設する等、様々な物流課題解決のため、自動化ソリューションを活用した省人化・省力化を進めている。しかし、少量多品種型の物流現場では、費用対効果やシステム連携の工数等も課題となり、導入が円滑を欠く状況だった。

そこで今回、本格導入した場合と同じサービス品質、条件で実際にAMRを活用いただき、対象現場でAMRが作業スタッフと最適に連携できているか、また生産性が向上されるかを確認できるAMRの体験本導入プログラムを安田倉庫に活用いただく運びとなった。安田倉庫で課題の1つであった、システム連携についてはCSV連携で体験導入が可能となり、システム連携の課題をクリアできたことも体験本導入プラン活用の決め手となった。

●安田倉庫における体験本導入採用の目的
(1)今回の体験本導入でAMRのオペレーションノウハウを蓄積し、同社内でのDX推進に活用したい
(2)実際にAMRを本格導入と同様の条件で稼働させて、生産性向上や省力化の確認をしたい

また、ラピュタPA-AMRの操作画面は、誰でも簡単で直感的に使用できるユニバーサルデザインを採用している。新人スタッフや日本語が堪能ではない海外メンバーでも、30分でロボットの操作をマスターし、ベテランスタッフと同等の生産性を出すことが可能。これにより企業の新人教育の手間を省き、より物流オペレーションに集中できる環境づくりに貢献している。