空港カートや台車・リフトを製造販売する花岡車輌㈱は9月13日、新事業「ロボット/IoT/クラウドサービス」の自律走行ロボットに続く第2弾として、MAP型情報一括管理クラウドサービス「ARU(アル)」と位置管理対応空港カート「PC-90B」を11月1日より発売すると発表した。また、クラウドサービス「ARU」に関しては無料トライアル事前受付を同9月13日より開始した。

●ARU製品ページ/無料トライアル事前申し込み

https://lp.aru-biz.jp/?_gl=1%2A7giks2%2A_ga%2AMjA0MDI5ODk0My4xNjYzNjM2NjAy%2A_ga_8WDE8ZRH58%2AMTY2MzYzNjYwMi4xLjEuMTY2MzYzNjczMC4zMC4wLjA.

同社で製造している空港カートや空港トレーラ、台車の位置管理問題から始まったプロジェクトを通して、企業の「あれはどこ?」時間削減ニーズに応えるため、バッテリ交換不要でメンテフリーな位置管理システムや位置管理対応空港カートの開発のほか、企業内のモノや情報を探す「あれはどこ?」の時間を「ARUにある」で最適化できるDXツールも開発した。

●新製品 2022年11月1日発売予定

・MAP型情報一括管理クラウドサービス「ARU」
1つで三役のDXツール(位置管理・MAP型情報管理・グループウェア)
・ARU対応位置管理空港カート「PC-90B」
ソーラービーコン搭載空港カート (デザイナー:西村ひろあき氏)
・セイコーインスツル社製ソーラービーコン「T-WA10」「T-WA20」専用取り付けアダプタ
位置管理をもっとやりやすくするため、ソーラービーコンをどこでも取り付けやすくした1/4インチネジ対応アダプタ(デザイナー:西村拓紀氏)

●MAP型情報一括管理クラウドサービス「ARU」の概要

コンセプト:「あれはどこ?」から「そこにある」

3in1機能
(1)MAP型情報管理ツール
(2)位置管理システム(+IoT)
(3)グループウェア

●MAP型情報管理ツールの機能
ARUなら人やモノ、敷地や建物に「カルテ」を付けられ一括管理が可能。自由フォームで自分の好きなようにテキストから添付ファイルまで管理でき、企業に合わせた管理が可能。ユーザーごとに権限も触れるので安心。場所が決まっているものは図面やマップに紐づけることも可能。自由な情報管理がマップ型でモノや場所と一体になることで、「ARUにある」を実現している。

(2)位置管理システム(+IoT)
(1)で入れたモノや人、資産情報の現物にIoT端末を取り付け「位置管理機能」を紐づけることが可能。それにより位置・動態管理、分析もできる。屋内ではフロアごとの管理も可能で、何がどこにいくつ今あるのかが一眼で確認できる。屋外位置管理も可能。ARUでは蓄電式ソーラービーコンとLPWA(LoRa)対応デバイスが持つ独自の仕組みを使って、バッテリ交換不要で広範囲・低コストかつWi-Fiや有線LANに頼らない最小限の設備での位置管理を可能にしている。今回はIoT機器としてソーラービーコン対応機器もラインナップ。ソーラービーコン搭載空港カートや、台車やショッピングカートや車椅子にも取り付けが可能なソーラービーコンケースも開発し、幅広い位置管理を実現している。

(3)グループウェア
(1)(2)の情報を共有するためのツールとして実装されている。スケジュール機能や設備予約、ワークフロー、トピック、アラートなど便利な機能を揃え、情報管理と位置管理をより捗らせることが可能な機能。

クラウドサービス「ARU」と空港カート「PC-90B」に関しては、2022年9月現在羽田空港にて位置管理実証実験中。

●2022年8月羽田空港位置管理実証実験リリース
https://www.hanaoka-corp.co.jp/post/demonstration_haneda