(株)ライナロジクスは4月1日、同社が提供する完全AI自動配車システム「LYNA(ライナ) 自動配車クラウド」が2022年1月より沼尻産業(株)に導入されたことを明らかにした。
●「LYNA自動配車クラウド」の導入背景
茨城県最大級の物流センターをつくば市に有し包括的な物流ソリューションを提供している沼尻産業は、ライナロジクスが2021年2月19日~2021年12月31日の期間、実施していた新型コロナウイルスワクチン輸送事業者対象の「LYNA自動配車クラウド」無償提供キャンペーンに申し込み、無償提供期間中、 沼尻産業が受託したつくば市のワクチン輸送業務の輸送計画作成や輸送シミュレーションで実際に使用され、 時間的制約を考慮した中で合理的かつ効率的な輸送計画が組める点や、100か所を超える輸送先があっても素早く輸送計画が組める点が評価された。
沼尻産業は2021年12月31日の無料試用期間終了後、正式に導入し、2022年1月から行われている3回目接種に伴うワクチン輸送業務においても 継続的に使用している。
●「LYNA 自動配車クラウド」の導入効果
配車業務の効率化はじめ、輸送ルート、輸送先の地点間の距離・時間、各ドライバーの1日のスケジュール等の諸データの見える化に寄与した。諸データの見える化により、いつ・だれが・どの輸送先に向かうのかが一目瞭然となり、 安全・確実な輸送体制の構築を支える裏付けとして機能している。また、合理的かつ効率の良い輸送計画が日々作成されることにより、貴重な輸送リソースを守り最大限生かすことにもつながっている。
●完全AI自動配車システム「LYNA自動配車クラウド」
企業ごとに異なる複雑な制約・条件を網羅し、配車計画に不可欠な距離や時間、人件費といった配車コストを最重要視して計算。何万~何十万通りの計画を瞬時に比較検討しながら、トータルコストに最も優れた配車計画を高速で提案する。