ラピュタロボティクス(株)は3月3日、3PL事業者の日本ロジテム(株)と、 物流倉庫向け協働型ピッキングアシスタントロボット(PA-AMR)を同社のEC向け倉庫に導入することで合意したと発表した。

日本ロジテムでは、 今後別拠点へのPA-AMRの導入も予定している。

なお、今回はラピュタにとって初のEC向けの物流現場へのPA-AMR導入となる。

日本ロジテムは、 新型コロナウイルスによる消費行動の変容や逼迫する物流需要、 労働人口の減少による人員不足等への対策として、 自動化ソリューションを活用した省人化・省力化の術を模索していたが、高額で大規模な自動化ソリューションは3PL事業として費用回収のリスクが高く、導入が難しい状況だった。そのような状況下、ラピュタロボティクスが提供するPA-AMRは汎用性と柔軟性が高く、3PLの事業特性にマッチしている点を評価。導入を決定した。

PA-AMRは倉庫のピッキング業務を作業者と協働で運用し、従来作業者が行っていた運搬業務の置き換えや、 ピッキング順序の最適化等を図ることで、作業者の負担削減と生産性の向上を図るソリューション。今回、日本ロジテムが運営するEC向けの出荷オペレーションにPA-AMRを導入し、 従来のオペレーションの生産性向上および今後見込まれる需要の拡大に備えたピッキング運用の構築を目指す。

また、導入予定の倉庫ではすでに連携を果たしているクラウドWMSを活用していたことから、WMSインテグレーションのコストおよび時間を抑えてPA-AMRを導入できる点が特長。