(株)サトーは、3月1日より東京ビッグサイトで開催される「日経メッセ リテールテックJAPAN2022」で、IoTセンシング・ラベル「Wiliot IoT ピクセル」(Wiliotタグ)を使った、次世代の店舗運営を可能にするリテールアプリケーション・サービスを展示(小間番号:RT1305)すると発表した。
同サービスは、従来情報化が困難だった店舗内での「商品1つ1つの状態」や「消費者行動」を捕捉することで、新しい店舗運営を提供するソリューション。今回展示するリテールアプリケーション・サービスでは、Wiliotタグを店舗内の商品1つ1つや商品の陳列棚、販促見本に貼り付けることによって、店舗内のモノや来店者の動きを把握する。
Wiliotタグは、センサ機能を持つ電池レスの超小型Bluetoothタグで、取り付けられたモノの位置、温度、動き、容量の変化等をスマートフォンや店舗内の什器等を通じて捕捉。また、周囲の電波を電力に変換することによって動作し続けられるので、Wiliotタグが取り付けられたモノから継続的に情報を集めることができる。
同サービスで捕捉が可能になる情報は以下の6点。
(1)商品(個品)が「あるかないか」のリアルタイム検知
(2)商品陳列棚に商品がどのくらい載っているか
(3)商品(個品)の店内での滞在日数と温度推移
(4)販促見本POSM(Point of Sale Materials)の利用状況
(5)消費者への商品1つ1つの情報提供の自動化
(6)上記データのリアルタイム自動取得
これらの情報を捕捉し収集することで、リアルタイム在庫管理や販売機会ロスの低減、従業員の業務効率化、来店者の行動に基づいたマーケティング等が実現可能。人手不足を背景にした効率的な店舗運営や1to1マーケティング、販促施策等を求めている流通・小売業界の顧客に新しい解決策を提案する。
同サービスは2022年秋の商品化を目指している。
●リテールアプリケーション・サービスの提供機能
・補充管理サービス(個品単位)(陳列棚単位)
・鮮度管理サービス
・販促商品管理サービス
・商品情報サービス