2013/02/05

2月4日、(株)豊田自動織機は、フォークリフトの2012年(1～12月)世界販売において、前年比105％の179,781台を販売したと発表した。

2012年の国内販売については、輸送用機器をはじめ設備投資が回復する製造業への拡販や、運輸・倉庫業、建設業、農林水産業などの需要増への対応により、エンジン車・電動車ともに台数を伸ばし、前年比115％の31,366台を販売した(国内販売シェアは、(社)日本産業車両協会データをもとに算出。ここで基準となる国内市場および当社販売台数はローリフトなどのクラスIIIフォークリフトを除く)。その結果、国内販売シェアは新記録となる44.4％（前年差 ＋1.7ポイント）を獲得し、1966年から47年連続で国内フォークリフト販売No.1を達成した。

海外については、欧州債務危機や新興国の成長率鈍化により、フォークリフト市場が前年比マイナスに転じたものの、同社においては、先進国市場では好調業種への拡販、新興国市場では新商品投入などに取り組み、前年比103％の148,415台となった。

2013年は、欧州債務危機や米国での財政引締め、新興国での輸出伸び悩みにより、世界フォークリフト市場は微増にとどまる見通し。こうした中、同社は引き続き、先進国市場ならびに新興国市場での拡販策に取り組み、前年をさらに上回る販売を目指していく、という。