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ライナロジクス/JEMSがシステム連携

2022/01/20

(株)ライナロジクスと(株)JEMSは1月19日、システム連携の開発を開始したと発表した。

今回の連携により、ライナロジクスが提供する完全AI自動配車システム「LYNA(ライナ) 自動配車クラウド」とJEMSが提供する資源循環・リサイクル業界特化型基幹システム「環境将軍」のAPI連携の開発を進め、資源循環分野における地球温暖化対策の推進や生産性向上に寄与していく。

●システム連携の背景
昨今、 脱炭素化への動きが官民ともに加速しており、政府は一昨年、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを宣言。民間企業においても、環境問題への取り組みをミッションに掲げ、具体的な実施計画のもと効果を公表する企業が多く見られるようになっており、ESG投資が増加傾向にある。

特に温室効果ガス排出量削減やSDGs達成においては、資源循環分野が果たす役割は大きいと言える。廃棄物の適正処理や資源の有効活用を促す担い手となりながらも、資源循環業そのものの地球温暖化対策も推進させなければならない。同分野の地球温暖化対策の1つとして、 廃棄物・資源の収集運搬自体をクリーンに行うことは重要であり、環境省も車両対策として重視している。

ライナロジクスが提供する独自AIを搭載した完全AI自動配車システム「LYNA 自動配車クラウド」は、 ムリ・ムダを抑えた最適な配車計画を速やかに立案するシステムであり、配車計画の最適化により、廃棄物・資源の収集運搬業務の効率化を促し、車両の温室効果ガス排出量削減や生産性向上に寄与する。

今回のシステム連携は、そうした背景や両社のITソリューションの相性を鑑みたもの。ライナロジクスが持つロジスティクスに特化したAI技術と、JEMSが持つ資源循環・リサイクル業界の多様な業務を一元管理する高度な仕組みを掛け合わせることで、同業界のさらなる地球温暖化対策の推進や生産性向上に寄与できるとしている。
 
API連携の実装は2022年内を予定している。

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