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寺岡、「AI需要予測型自動発注システム」販売開始

2022/01/12

(株)寺岡精工は1月12日、スーパーマーケットなど小売店の発注作業をAIを用いた需要予測により⾃動化する「AI 需要予測型⾃動発注システム」を1月12日(水)より販売する。同社のPOS、店舗基幹システムと連携し、店舗を取り巻く環境要因からAIが需要予測を⾏い、適正な発注数を算出。⼈による発注作業の軽減と発注ミスによる欠品・在庫過多を防止する。
 
●AIとPOSシステム連携による⾼精度な需要予測 
⾷品スーパー等の流通小売業界では、根強い⼈⼿不⾜をうけて、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する動きが加速している。AIやIoTの活用により、新しい店舗運営のありかたを構築することが成⻑戦略上も不可欠とされており、スーパーマーケットでは、特に煩雑で個⼈のノウハウに依存しがちな発注作業について、37.3%の企業で「⾃動発注システムの導入」を考えているという統計(2021 年スーパーマーケット年次統計調査より)もある。

TERAOKA の「AI 需要予測型⾃動発注システム」は、天候、⾃店舗/近隣他店舗の販促イベント、過去の客数実績など店舗を取り巻く様々な環境要因から、独⾃開発のAIが予想来店客数を計算。従来は商品担当者のノウハウに頼って入⼒されていた日別の来店客数予測を⾃動で⾏う。計算された予想客数に加え、販売実績、商品⽀持率(PI値)、在庫数等から⾃動発注プログラムが適正な発注勧告数を算出する。
 
同製品はTERAOKAのサーバー導入型本部/店舗システム「T@Web」のアプリケーションとして提供。POSから基幹システムまでが統合された「T@Web」に「AI 需要予測型⾃動発注システム」が搭載されオールインワンの運用となることで、店舗 POSからの売上状況・在庫状況がタイムリーにデータ反映され、⾼精度の予測が可能になる。また、運用を重ねるほどAIが運用結果を学習し、より店舗ごとの状況に沿った算出が可能となる。特に曜日や天候、イベント等で販売数が変わりやすい商品群や、賞味期限が短く在庫リスクが⾼い日配品(牛乳・豆腐など)に最適としている。

●製品概要 
製品名:「AI需要予測型⾃動発注システム」 
発売日:2022年1月12日 

●AI客数予測イメージ

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