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マンハッタン、倉庫作業員労務管理ソリューション新発売

2021/12/23

マンハッタン・アソシエイツ(株)は12月22日、倉庫で働く作業員がモバイル端末で直感的に使うことができるクラウド型の労務管理ソリューション「Manhattan Active労務管理」を日本国内で販売開始した。

同ソリューションは米国マンハッタン・アソシエイツが2020年より欧米各国の企業向けに提供してきたが、今回日本国内の企業に対して提供を開始する運びとなった。
 
欧米では、一連の働き方改革の中で今後の労働の担い手としてますます増加するデジタルネイティブ世代のモチベーション向上のため、従業員エンゲージメントの醸成につながる様々な取り組みが始められている。

「Manhattan Active労務管理」はデジタルネイティブ世代をも含めた倉庫で働く従業員たちがやる気を起こし、仕事に対する満足度を高めるとともに、企業内における個人とチームの生産性を向上できるよう設計された労務管理ソリューション。クラウド型WMS「Manhattan Active倉庫管理」と連動(※)し、WMSの新たなモジュールとして機能する「Manhattan Active労務管理」はAIや機械学習をフルに活用してタスクのスケジューリングを行い、倉庫内で刻々と変化する優先順位を考慮しながら、多様なチャネルから入る注文に対する倉庫内での作業をシステムが継続的に最適化する。

また、従業員に権限と達成感を与えることにより、自らの意思でパフォーマンスを向上させていくことを可能にするシステム。単にパフォーマンスを測定するだけではなく、モバイル端末を従業員が直感的に操作して、自分自身の作業効率をビジュアルに確認できるようにした。モバイル端末には、個々の従業員に対する作業指示が与えられると同時に、各々の作業パフォーマンスもリアルタイムに反映されるため、今日1日あるいは1週間を通じた目標達成レベルはどのくらいなのか、自分の作業効率が部署全体と比べてどのくらいのレベルにあるのか、といった情報が視覚化されて表示される。

さらに特徴的なのが“ゲーミフィケーション”の仕組み。ゲーミフィケーションとは、ゲーム的な要素を施すことで行動を促進することを意味するが、「Manhattan Active労務管理」では日々の作業状況をダイナミックな業績評価やフィードバックに落とし込み、その成果に応じて報酬というより身近なインセンティブへと転換。これにより、従来行ってきたコーチングやトレーニングといった社員教育の枠を大きく超えて、個々の従業員のモチベーションの増大を図ることを可能にした。
 
●「Manhattan Active労務管理」の特徴と機能
・作業へのゲーム性の付加、達成度とポイントの集計、報酬の仕組み
・技術的な労働基準に照らし合わせた従業員のパフォーマンスの表示
・コーチングや従業員との対話のための規範的なワークフローの活用
・パフォーマンスを測定して評価するスコアカードに基づき、体系的なフィードバックを従業員に提供
・需要予測に基づき、残業やフルタイム/パートタイム従業員の数を最適化
・管理者がフロアで仕事を効率的に行うために、リアルタイムデータを用いた従業員の生産性やパフォーマンス情報をモバイル機能経由で提供
・What-if分析による最適な従業員構成の決定
・出勤日、シフト、業務や担当場所により労働力を予測および計画

※Manhattan Active労務管理のご利用には、Manhattan Active倉庫管理が必要になる。

●タスク指示とパフォーマンスを作業者にビジュアルに提供(上)、パフォーマンスに基づき報酬が得られるゲーミフケーションの仕組み(下)

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