2021/12/22

GROUND(株)は12月21日、同社のビジョン「すべての人にとって永久に持続可能な物流の未来へ」に基づいた経営・事業戦略を踏まえ、提供するソリューションを以下の通り統廃合すると発表した。

●自社開発ソフトウェア

（1）AIを活用した物流施設統合管理・最適化システム「GWES：GROUND Warehouse Execution System）

これまで提供してきたAI物流ソフトウェア「DyAS（ディアス）」は2021年11月より「GWES」へ発展的に統合された。「GWES」は「DyAS」で開発した各種機能を継承・拡張し、かつ新たな機能モジュールを備えた拡張性の高いパッケージシステムとなっている。現在「GWES」販売・導入支援・保守サポート体制を再構築し、GROUNDからの直接販売に加え、広くパートナーシップを募り、代理店を通した提供も開始している。

○「GWES」詳細

●ロボットソリューション

（1）棚搬送型ロボット「Ranger GTP」

同ソリューションのメーカーである米国Grey Orange Pte. Ltd.社による製品名の変更に伴い、日本国内における1次販売代理契約を締結しているGROUNDにおいても、製品名を「Butler」から「Ranger GTP」へと正式に変更する。本件に伴うGROUNDからのソリューション提供内容、導入支援および保守・運用支援サービスの変更はなし。

○「Ranger GTP」詳細

（2）Standard Robots社製ロボットソリューション、自律型協働ロボット「Oasis（オアシス）」シリーズおよび無人搬送フォークリフト（AGF）「Gulf（ガルフ）」シリーズ

中国Standard Robots社製のロボットソリューションは世界1,000台以上の導入実績がある。GROUNDは物流領域における工程間搬送への応用が可能と判断し、ピッキング、作業効率改善を支援するロボットソリューションとして「Oasis」シリーズおよび「Gulf」シリーズの提供を開始する。今回の提供において、GROUNDは日本国内における2次販売代理契約を締結している。

○「Oasis」シリーズおよび「Gulf」シリーズ詳細

（3）KEENON社製ロボットソリューション「T」シリーズ

中国KEENON社製のロボットソリューションは商業サービス分野、特に屋内配送を目的に開発されており、飲食配送ロボット市場における占有率は80％に達し、世界中で1万社以上の取引実績がある。GROUNDは世界のニーズを捉えたKEENON社製のロボットソリューションが物流領域における工程間搬送にも寄与できると考え、自動搬送ロボット「T」シリーズの提供を開始する。今回の提供において、GROUNDは日本国内における2次販売代理契約を締結している。

○「T」シリーズ詳細

（4）米国Soft Robotics社製

ロボットソリューション「SuperPick（スーパーピック）」および新型汎用ピッキングハンド「mGrip（エムグリプ）」

2019年より提供を開始したロボットソリューション「SuperPick」および新型汎用ピッキングハンド「mGrip」は米国Soft Robotics社製との1次販売代理契約期間満了に伴い、GROUNDでの取り扱いを終了した。