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シーネット、SONOKO上海物流センターにWMSを導入

2014/06/10

(株)シーネットの関連会社である希耐特(北京)信息系統有限公司(本社:中国北京市)は、SONOKOブランドとして食品やサプリメント、化粧品などの事業を展開する(株)SONOKOの中国現地法人である荘能子化粧品貿易(上海)有限公司(本社:中国上海市)に、同社の海外向け在庫管理システム「ci.Himalayas/asia」を導入したことを発表した。

導入拠点は、上海物流センター(上海市)であり、5月5日に稼働を開始した。SONOKO上海が取り扱う化粧品やサプリメント等の美容関連商品と、SONOKOグループの卓璧思商貿(上海)有限公司(本社:中国上海市)が取り扱うオリジナルビーズやブレスレット等のジュエリー関連商品の在庫を管理している。

SONOKO上海は、中国展開の加速に伴う物量の増加に対応するため、物流センターでの在庫管理をシステム化する必要があった。システムの導入において、日本で使用しているシステムを中国でも使用するには、開発コストやマルチ言語対応の問題があったため、初期投資費用や運用コストが抑えられ、マルチ言語に対応可能なシステムの導入を検討していた。

同システムは、クラウド型のシステムであるため、初期費用を抑えた月額利用料金制での運用が可能な上に、短期間で稼働を開始できる点や、中国語・英語・日本語などマルチ言語に対応したシステムであるため、中国語でのオペレーションだけでなく英語や日本語でも使用ができ、各種帳票やレポートに関しても各言語で出力できる点などが評価された。また、中国から日本のサーバにアクセスする際の回線速度を懸念していたが、日本と中国を結ぶ専用のインターネット回線を利用するため、導入前のテストの段階で回線速度に問題が無いことを確認できた点も評価された。

温度帯や消費期限の管理が必要な化粧品の在庫管理と、保税倉庫における在庫管理も順次「ci.Himalayas/asia」を使って行っていくことを計画している。今後のさらなる中国ビジネス拡大に向けて、システムを駆使しながら在庫の日々の動きを把握し、トレンドの分析などにも活用していきたいと考えているという。

SONOKO上海の物流センターへ導入した「ci.Himalayas/asia」は、海外物流向けに多言語対応やインターネット環境を整備させた在庫管理システム。クラウド型のシステムであるため、複数荷主や複数倉庫はもちろん、日本と海外拠点で同一のシステムを利用でき、データを一元管理することができる。 中国をはじめタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、インドなど、海外に倉庫を設ける日系企業のグローバルサプライチェーン構築をサポートするとしている。

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