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ストラドビジョン、自動運転用物体認識AIソフト金賞受賞

2021/12/01

先進運転支援システム(ADAS)や自動運転車両向け物体認識AIソフトウェア「SVNet」を提供する韓国StradVision, Inc.(ストラドビジョン)は11月30日、SVNetが「AutoSens Award 2021」で金賞を受賞したと発表した。

AutoSensはADASおよび自動運転車の技術開発をリードするコミュニティで、2015年よりスタートし、毎年革新的な企業や製品を選出している。今年は11月24日に開催された授賞式で、ストラドビジョンの「SVNet」が「Best in Class Software for Perception Systems Award」部門の金賞を受賞した。

●物体認識AIソフトウェア『SVNet』
カメラ映像からディープラーニングによって検知する自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェア。自動運転レベル2・3のADAS機能、およびレベル4の自律走行をサポートする。

過酷な気象状況や周囲の明かりが乏しい場合でも、車両が他の車両や車線、歩行者、動物、空き地、交通標識、信号機等の対象物を正確に検出・識別できるほか、LiDARやRADAR等の複数のセンサとの統合によってサラウンドビジョンシステムを構築し、自動駐車の支援も実現する。

SVNetは14種類以上のハードウェアプラットフォームに対応しており、特許技術によってネットワークパラメータサイズや必要とする演算量、メモリ使用量を少なくしながら、高い物体検出・認識精度を実現。製品特性に応じたチップ(SoC)への組み込みや、高価なセンサーをカメラに置き換えた利用が可能で、競合他社の製品と比較して、数分の一のコストでADASや量産自動車への提供を可能にしている。

現在、ドイツ・中国市場をはじめ13社のパートナーと提携し、51種類のADASおよび自動運転向け車両に採用され、世界中で既に量産車に導入される予定となっている。また、欧州でのレベル4自律走行バスプロジェクトをはじめ、欧州と中国で複数の生産プロジェクトに取り組んでおり、すでに中国の道路でADAS車両を展開している。

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