[最新ニュース] IT・マテハン

セイコーエプソン、超高速印刷が可能な新型産業用ラベル印刷機を開発

2014/06/11

セイコーエプソン(株)は、このたび、PrecisionCoreラインヘッドを搭載し、超高速印刷が可能なベンチトップタイプ(大きめの机や作業台に設置できる程度の大きさ)の新型産業用ラベル印刷機を開発した。

この新型ラベル印刷機は大量印刷に最適化されており、300mm/秒という超高速印刷を実現しながら画質にも妥協することなく、顧客の生産性向上に貢献する。またこれにより、同社ンのラベル印刷機は、大型のデジタルラベル印刷機SurePressやデスクトップタイプのカラーラベルプリンターに加え、新たにベンチトップタイプも取りそろえることになり、これまで以上にラインアップが広がる。

この新型ラベル印刷機は、セカンダリラベル(食品などの成分表示や説明書きなど、機能説明や分類のためのラベル)やロジスティクス用のラベルなどの大量印刷用途に向けて設計されており、生産性、耐久性、信頼性など、産業用途で求められるニーズに応えるものだ。また、カラーラベルは、顧客に商品情報を伝えたり商品の判別性を高めたりするために有効で、カラーラベルに対する需要は増加傾向にある。この新型機はそのようなさまざまな用途で使用されるカラーラベルに対応が可能。

新型ラベル印刷機には、同社最先端のプリントヘッド技術であるPrecisionCoreが搭載されている。PrecisionCoreの中核となるプリントチップは、高密度なノズル形成を可能とするMEMS製造技術によって支えられており、このプリントチップを配列しラインヘッドとすることで、効率性と経済性に優れた超高速印刷を実現した。さらに、PrecisionCoreプリントヘッドは精度の面でも優れおり、ほぼ真円のインク滴を吐出できるため、極めてシャープな印字品質をも実現しているという。

同社は、この新型ラベル印刷機を今年後半に市場投入する予定だ。

|↑一覧に戻る|