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Piezo Sonicの自動配送ロボットがCESで受賞

2021/11/19

(株)Piezo Sonicは11月18日、2022年1⽉に⽶国ラスベガスで開催される世界最⼤級の⾒本市CES2022に出展を予定している同社製搬送⽤⾃律移動ロボット「Mighty-D3」が、「Drones &Unmanned Systems」部⾨でCES2022 Innovation Awardsを受賞したと発表した。

CESは毎年、⽶ネバダ州ラスベガスで開催される世界最⼤規模の最新テクノロジーの⾒本市。リアルで開催されたCES 2020には世界約160か国から約18万⼈が訪れ、約4,600社の出展企業により2万以上の新製品・サービスが登場している。CES2022は2022年1⽉5⽇〜8⽇にリアルで開催される予定。Piezo Sonic社はCES 2022で⽇本貿易振興機構(JETRO)の「J-Startup/JAPANパビリオン(Eureka Park)」とInnovation Awards 受賞者のみが展⽰できる「Showcase」に出展する。J-Startup/JAPANパビリオン(Eureka Park)では、「Mighty-D3」のデモンストレーション⾛⾏や、「Mighty-D3」の特徴でもある、段差乗り越えを可能にするステアリング機構に使⽤している「ピエゾソニック モータ」の展⽰を⾏う予定。

一方、CES Innovation Awardsは最先端の27の製品分野で特に注⽬すべき製品を表彰するもの。製品の品質、デザインの美しさ、ユーザーに提供する価値、製品仕様の独⾃性と新しさ、⾰新性という評価基準で審査されている。今回のCES 2022 Innovation Awardsでは、過去最⾼となる1,800件の応募があった。「Drones & Unmanned Systems」部⾨ではMighty-D3が⽇本企業で唯⼀の受賞となる。

●Piezo Sonic社 代表取締役 CEO兼CTO 多⽥興平氏のコメント
「Mighty-D3は⼤⽥区の戦略的産業クラスター形成パイロット事業で2018年より開発を開始し、3年の開発期間を経て販売を開始することができました。すでに複数のMighty-D3がお客様のもとで活躍を始めています。搬送業務だけでなく、案内や作業⽀援ロボットとしても活躍できるよう、ハードウェア、ソフトウェアともに完成度を⾼めていきます。CES2022の公開後、2022年1⽉にロボットエンジニア⽬線でのCESの最新動向紹介とMighty-D3のデモンストレーションをあわせたイベントを実施させていただく予定ですので、是非ご参加ください。」

●搬送⽤⾃律移動ロボット:Mighty-D3について
搬送⽤⾃律移動ロボット「Mighty-D3」は宅配便等で⼈⼿不⾜となっているラストワンマイルを埋める搬送⽤⾃律移動ロボット。搭載しているカメラとセンサにより⽬的地までの⾃動⾛⾏を⾏い、市街地や病院、⾼層マンション等での⾮接触・⾮対⾯物流や案内を実現する。⽇本の⽉⾯探査ロボットの機構を応⽤した特殊な機構と弊社が開発しているモータをステアリングに搭載することにより、15cmの段差乗越え、その場旋回、真横移動が可能。屋外・屋内の多くの場所で路⾯状況を気にすることなく⾛⾏できることが⼤きな特徴。

「Mighty-D3」はPiezo Sonic社の設計コンセプトである3C(Cool、Cute、Compact)に基づいてデザインされており、⼈の⽣活環境に適応するサポートロボットを⽬指している。本格的な導⼊に向け、⼯場や病院、研究機関で実証実験が進められている。

●搬送⽤⾃律移動ロボット「Mighty-D3」(上左)、ステアリング機構を実現するピエゾソニックモータ(上右)、HiCityでの公開デモンストレーションの様⼦(下)

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