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ダイキン、豪州倉庫にマンハッタンSaaS型WMS導入

2021/11/12

マンハッタン・アソシエイツ社は11月12日、大手空調機器メーカーのダイキン・オーストラリアが、シドニーに新設したダイキンパーク・ディストリビューションセンター(DC)で、SaaS型WMS(倉庫管理システム)「Manhattan Active SCALE(マンハッタン・アクティブ・スケール)」を稼働させたと発表した。
 
「Manhattan Active SCALE」は、オーストラリア最大の空調機器用DCであるダイキンパークにおける製造、在庫管理、受注、出荷等すべての倉庫内業務を最適化する、統合的な倉庫管理ソリューションとして活用される。新たに導入された同ソリューションは、ダイキン・オーストラリアのDC業務をエンド・ツー・エンドで可視化、コントロールするほか、クラウド基盤による柔軟な拡張性によって近年オーストラリアで大きな成長を遂げている同社の成長を強力に支える。
 
ダイキン・オーストラリアは幅広い事業戦略の一環として最近6つの配送センターを3万3,000平方メートルのダイキンパークに統合し、原材料、スペアパーツ、完成品、製造用器具等を保管するための中心拠点として運営している。本統合により大幅なコスト削減を実現したダイキン・オーストラリアでは、ダイキンパークにおいて4万立方メートル以上の在庫を管理しながら、1日あたり9,000件という注文に対応する。

ダイキン・オーストラリアは、3PL依存から脱却し、WMSを自社で導入するという計画を推進する中で、ダイキンパークのオペレーションをサポートするシステムとして、マンハッタン・アソシエイツの最新ソリューションを導入することを決定。「Manhattan Active SCALE」が新しいDCの中核となったことで、同社ではビジネスや顧客のために取り組む社内の改善活動に必要不可欠な“可視性”を、評価、管理、オペレーションの各工程において高めることを可能にした。
 
●ダイキン・オーストラリアについて
ダイキン・オーストラリアは1969年に設立され、以来オーストラリアのナンバーワンのエアコンブランドとして、オーストラリア中の家庭や、数千の有名な商業プロジェクトで利用されている。最近では、シドニーの製造施設が拡大し、国内向けの多くの製品の生産を手掛けている。また、様々な商用およびダクト付き空調製品においてオーストラリアメイドの認証を授与された。さらに、オーストラリア国立ぜんそく評議会のSensitive Choice programで承認された唯一のスプリットシステムエアコン(室内機と室外機の2つから構成されるエアコンシステム)によって、ダイキンの事業における重要なテーマである室内の空気のクオリティ向上にも大きく貢献している。

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