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フジテックス、OTTOの販売代理店契約締結

2021/11/02

(株)フジテックスは11月2日、自律走行搬送ロボットOTTOを提供するカナダのClearpath Robotics社との販売代理店契約を締結したと発表した。

OTTOは製造工場や倉庫内で使用する自律型移動ロボットのリーディングカンパニーで、自動車、消費財、食品、エレクトロニクス等の企業がOTTOの搬送ロボットを導入し、安定性の高いサプライチェーンを構築している。

自律走行搬送ロボットOTTOシリーズは従来のAGVのような専用のレールや通路を確保する工事等が不要で、センサ技術によって人や障害物を認識した上で避けて走行。フロアのレイアウト変更、封鎖されている通路や各種設備をリアルタイムで認識し、荷物を搬送するための最適なルートを自動調整する。

OTTOシリーズには最大積載量150kgの「OTTO100」と最大積載効率1,250kgの「OTTO750」と、最大積載量1,900kgの「OTTO1500」の3種類がある。小型搬送用の「OTTO100」にはシェルフやカートとの連結搬送が可能。大型搬送用の「OTTO750」「OTTO1500」にはパレットやコンベヤを連結させることで様々な場面や用途で活用することができる。

●自律搬送ロボットOTTOの特徴

(1)コスト削減
人手による作業を自動化と標準化し、国内で大きな課題である人手不足の問題を解決する。

(2)スモールスタートが可能
顧客の生産工程や工場・倉庫の課題や環境に応じて導入することができ、ロボット導入1台からのスモールスタートも可能。

(3)安全性の向上
OTTOの自律走行搬送ロボットは高性能なセンサ技術による安全性を確保する。

(4)ロボット導入のための工事が不要
旧来の自動搬送ロボット(AGV)は走行する通路に電磁テープ等を貼る工事が必要だったが、OTTOはセンサ技術により障害物や人を検知し動的に回避し、経路をロボット自身がその時々の状況に応じて通路を決めて走行する。

(5)照明と音声による動作案内
ウインカーランプ、ブレーキランプの他、可聴音を出してロボットがどこに向かうかを周囲の作業者は認識することができる。

(6)耐久性の高い構造
頑丈で耐久性のある優れた強固な構造により、多様な環境で動かすことができる。

(7)ロボットによる自動充電
OTTOのロボットは充電が減ってきた適切なタイミングで自動的に充電器に入り、短時間で充電を行うことで、稼働時間を最大化する。

(8)インターフェース設定(OTTO750 / OTTO1500)
顧客の要望に応じ、コンベアアタッチメント等、カスタマイズによる荷物の運搬も可能。

●自律走行搬送ロボットOTTO(上)、左から「OTTO1500」、「OTTO100」(下)

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