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NTM、狭山日高センターに「オムニソーター」導入  

2021/10/01

日本トータルテレマーケティング(株)(NTM)は狭山日高フルフィルメントセンター(埼玉県日高市)に三菱商事(株)の倉庫ロボットサービス「Roboware」が提供する自動仕分けシステム「オムニソーター」を導入し、10月1日より稼働を開始した。これにより物流作業の標準化・省人化を実現し、安定的かつローコストな物流オペレーション体制の構築を実現する。

EC市場の成長に伴い、物流施設の空室率低下、労働力不足による「賃料/配送費/人件費の高騰」が継続される中、同社はロジスティクス4.0の取り組みとして自動採寸計量機・自動梱包システム・自動配送仕分けシステムに続き、自動仕分けシステム「オムニソーター」を導入し、デジタルラインを構築することによる作業品質の標準化・省人化を進め、さらなるEC市場の進化に適合した物流のあり方を加速した。

従来行われていた受注情報ごとの個別ピッキングの商品・納品書・配送伝票の照合を人の目とハンディターミナル照合を個々に行っていた作業に比べて、オムニソーターはデジタル情報を一元管理することにより3倍以上の仕分照合作業が可能となり、「高速自動仕分け」「立体型で省スペース」「ブロック化により導入・移設の簡略」も実現する。

●NTMデジタルプラットフォーム
デジタル化された作業ラインにより、今後は以下の点が実現される。
(1)作業者の経験値・思考による作業ミスの防止

(2)個人情報保護の品質をデジタル照合により担保する事による企業信用の向上

(3)各クライアント作業スペースの圧縮により業務拡大顧客スペースの創出

(4)作業人員の適切な削減によるローコストオペレーション

(5)現場作業者専任制から作業シェアード制による単純作業への転換による作業標準化

(6)デジタル化された作業ラインの稼働率をあげる事によって全体業務量のキャパシティの増加

(7)媒体等による出荷個数の波動にも柔軟に対応

●狭山日高フルフィルメントセンター概要
所在地:埼玉県日高市下大谷沢85-1
ロケーション:圏央道狭山日高IC約2.6km、関越自動車道川越IC約8.3km、佐川急便・ヤマト運輸・日本郵便各拠点3km以内
スペース:土地面積19,680平米(5,953.31坪)
     倉庫面積6,931.54坪
     事務棟200坪 天井高6m 耐荷重1.5t 鉄骨造地上2階建て
※10月1日のコーポレートロゴマーク刷新により、テレマーケティング領域からフルフィルメントサービスやEC総合支援サービスなど様々な分野へ領域が拡大されていく中、狭山日高フルフィルメントセンターは「DX型物流センター」へと転換を図っていく。

●自動仕分けシステム「オムニソーター」(上)、オムニソーターの作業中の様子(中)、「NTMデジタルプラットフォーム」イメージ(下)

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