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インフォア、東京で自動車業界向けクラウドERP運用開始

2021/09/27

業界特化型クラウドカンパニーの米Inforの日本法人インフォアジャパン(株)は、国内における自動車業界でのビジネス拡大につき、自動車業界向けマルチテナント型のクラウドERP「Infor CloudSuite Automotive」において、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のAWS アジアパシフィック(東京)リージョンでのアプリケーションの運用を開始したことを発表した。

インフォアジャパンは国内の自動車業界の顧客がクラウド移行を加速しているのを受け、Infor CloudSuite AutomotiveのAWS 東京リージョンでの運用を開始。これにより、国内に基幹業務のデータを留めたまま、AWSのセキュリティ、コンプライアンス、自動スケーリングなどの最新の機能を利用し、マルチテナントのクラウド上で自動車業界特化のアプリケーションの実行や超低遅延でのサービス提供が可能になる。

業種別に展開しているクラウドERPスイートInfor CloudSuiteでは、食品・飲料業界向けのFood & Beverage、ファッション業界向けのFashion、組立製造業向けのIndustrial、大型組立製造業向けのIndustrial Enterprise等に次ぐ、6番目のAWS 東京リージョンでの運用となる。

全世界の自動車業界で800社以上の企業に導入されているInfor CloudSuite Automotiveは、AWS上で稼働する自動車部品サプライヤ向けのクラウドERPソリューション。自動車業界向けの豊富な機能を提供し、組立/繰返し/プロジェクト型/混流ライン同期等の多様な生産形態に対応し、グローバルな生産活動とサプライチェーンを計画、管理、可視化することができ、TCO(総所有コスト)を削減できる。

また、Infor CloudSuite Automotiveは自動車業界に固有の内示・確定・納入指示をベースとした受注業務管理、取引先別標準EDI受信、時間指定出荷にも対応し、Webポータルや業界向けアナリティクスも提供する等、同業界に必要となる機能を包括的に提供する。

日本の自動車業界は現在、CASEへの対応、半導体不足による生産の調整、若者の自動車離れ、人手不足等により、ビジネスのトランスフォーメーションが求められている。インフォアジャパンは業界特化型のInfor CloudSuite Automotiveの提供による、さらなる自動化、サプライチェーン上密接な連携を必要とする関連企業とのコラボレーション促進、在庫の適正化等を通じて、国内顧客のビジネス変革と企業価値の向上に貢献する。

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