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フルノ、Wi-Fi 6対応アクセスポイント開発

2021/09/07

(株)フルノシステムズは9月6日、無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)シリーズ」の新製品として、Wi-Fi高速通信規格Wi-Fi 6 (IEEE802.11ax) に対応するミドルレンジ機種 「ACERA 1310」を開発した。

フルノシステムズでは近年、高機能モデルを中心に製品開発を行ってきたが、今回リリースした「ACERA 1310」は製品ラインナップの中位モデルに位置づけるミドルレンジに特化した機種。ACERA 1310は最新Wi-Fi規格 のWi-Fi 6に対応し、伝送速度は2.4GHz帯と5GHz帯を合わせて1775Mbps(理論値)を実現。中小規模のオフィスや病院の患者向けWi-Fi等のネットワーク構築での設置を想定しており、これらの環境下においてWi-Fi 6対応のスマートフォンやノートPC等の最新端末を快適に使用できる。また、従来機種に引き続き、アルミダイカストケースによる広い動作温度範囲(マイナス10℃から55℃)や、LANケーブルによる電源供給機能(PoE/PoE+)に対応。本製品は2021年11月の発売を予定している。

●「ACERA 1310」の主な特徴
・最新Wi-Fi規格 Wi-Fi 6 (IEEE802.11ax) に対応(※)
・Wi-Fiは伝送速度1775Mbps (理論値) の高速通信を実現
・最新のWi-Fiセキュリティ規格であるWPA3に対応
・アンテナ内蔵設計による設置環境との調和を考慮したデザイン

※Wi-Fi 6の機能を利用するには、ノートPCやスマートフォン等の接続端末側もWi-Fi 6に対応する機種であることが必要。

「ACERAシリーズ」は、オフィスや学校、公共施設、商業施設などのあらゆる場所で、タブレット端末やノートPC等の各種ICT機器を無線接続して使用するための業務用無線LANアクセスポイント。今回開発した新機種の「ACERA 1310」は最新Wi-Fi規格のWi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応し、多台数端末接続時の同時通信の安定性と高速通信を実現。ACERAシリーズにおけるミドルレンジ機種として位置づけており、オフィスや医療機関等における小規模~中規模のネットワーク構築に適したアクセスポイントとなっている。

Wi-Fi 6の特徴であるOFDMA(直交周波数分割多元接続)と呼ばれる無線通信方式や、複数の端末に同時にデータを送受信する技術であるMU-MIMO(Multi User Multiple Input Multiple Output)により、多くの端末の同時接続とスムーズで低遅延なワイヤレス通信が可能となる。また、最新Wi-Fiセキュリティ規格WPA3に対応しており、通信の安全性を高めている。

●「ACERA 1310」の発売時期と販売目標
品名:ACERA 1310
発売予定時期:2021年11月
販売価格:オープン
販売台数目標:3万台/年間

●Wi-Fi6対応ミドルレンジ無線LANアクセスポイント「ACERA 1310」

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