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大手家電ECサイトに住所クレンジングサービス導入

2021/08/03

インクリメントP(株)は8月3日、ECサイトのDX(デジタルトランスフォーメーション)化に役立つ「住所クレンジングサービス」が、ECサイト開発・運営代行の(株)インフォプラスに採用されたことを明らかにした。

第1弾として、インフォプラスが開発・運用するECプラットフォーム「EC4U+(https://ec4u.jp/)」とAPI連携を実現し、大手家電グループ傘下のPC機器ECサイトに導入された。その結果、本サービスを活用後、約1か月で注文者の住所入力ミスによる配送トラブルを93%削減する等、配達遅延の防止とサポート業務のDX化に寄与したとしている。

インクリメントPは独自の地図整備システムを構築し、地図データを整備している。カーナビ向け地図データ提供を始め、日本特有の住所事情に対応し、業界屈指の件数を誇る約4,200万件もの住所データを提供。2020年9月より提供を開始した「住所クレンジングサービス」は同住所データを活用したAPIサービスで、CRM/SFAやECサイト等で住所を入力する際や、自社の住所リストをもとにDMを発送する前等に住所の有効性チェックや表記のゆれを解消することができるサービス。

大手家電グループ傘下のPC機器ECサイトでは、システム自動化等による住所入力ミスの解消とサポート工数の削減を目的に本サービスの導入を決定。2021年7月より活用がスタートした。

●「住所クレンジングサービス」の活用内容と成果
「住所クレンジングサービス」は顧客が注文する際の配送先住所の入力フォームにAPIを組み込むことで、注文者が入力した住所が有効であるかの自動チェックを行うことが可能。従来、住所クレンジングは受託形式が一般的だったが、同サービスはWebAPI形式で導入企業のシステムに組み込むことができるため、面倒な都度のデータ受け渡しがなく、導入企業の自社システムや自社サービスから直接利用することができる。

同サービス導入前は運送会社からの宛先不明の連絡をうけて都度対応していたが、導入後は自動チェック機能の効果により、配送先住所の入力ミスによる配送トラブル件数が93%減少。課題となっていた配達トラブルと配達遅延にかかるサポート業務の工数削減に寄与している。

●「住所クレンジングサービス」概要
https://anorm.mapfan.com/

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