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ナビタイム、新バージョンの地図APIを提供開始

2021/07/19

(株)ナビタイムジャパンは7月19日より、法人向け地図・ルート検索API「NAVITIME API」で、ナビゲーション機能と親和性が高く、移動や業務を支援する新バージョンの地図APIの提供を開始した。

新バージョンの地図では、従来の地図APIと比べて約10倍の数千個のマーカー表示が可能になったほか、地図の回転や注記情報のクリックなど地図の直感的な操作を実現。また、同社のコンシューマー向けアプリ同様に、新規開通道路の地図上への反映が、最短で翌日反映できるようになった。

位置情報を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)が流通、商圏分析、勤怠管理、混雑把握等様々な分野・用途で広がってきている。DXを進める上で地図を用いた情報の可視化や共有が重要になるため、地図上で表現できる情報の拡充や、最新の道路反映等、地図で実現できる機能を増やすことで位置情報を活用した取り組みをサポートする。

また、地図機能の向上により、「NAVITIME API」の特長である、様々な移動手段のルート検索、住所検索、地図表示等の機能をワンストップで提供できる点をさらに強化し、地図と合わせて各種検索を利用されるお客様の業務の支援につながると考えている。

●新バージョンの地図APIの特徴
(1)数千個の地点マーカーを地図上に表示可能 
従来の地図APIの約10倍となる、数千個の地点マーカーを地図上に表示可能になる。多くの地点マーカーや動的アイコンを表示するようなケースにも対応可能となり、大型車考慮ルート検索や、多数の地点を経由地として最適な巡回ルートを検索するAPI等と組み合わせて、物流や動態管理サービス等で利用可能。

(2)地図の回転や、3Dランドマーク表示等の豊かな地図表現 
地図をタッチして回転させたり、同社独自の3Dランドマークアイコンを表示する等、操作性や視認性の高い地図表現が可能。スマートフォンでの利用時や、ナビゲーションや地点案内時の利便性が向上する。

(3)新規開通道路を最短で翌日反映が可能 
同社独自の調査や2016年に提供開始の「地図自動更新機能」(※1)の導入により、高速道路だけでなく、一般国道・主要地方道・都道府県道・市町村道も、最短で道路開通の翌日から地図上に開通した道路が表示される。

ルート検索APIでは、2016年12月より対応していたが、今回の対応により、地図の見た目にも新規開通道路が反映され、ナビゲーション機能との親和性が高まり、正確でわかりやすいルート案内が可能となる。

※1:2016年12月13日「国内初!新しい道路を自動で地図に反映する「地図自動更新機能」を提供開始」
https://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/201612/13_3985.html

(4)地図上の駅名等の表記をクリックし、アクションが可能 
これまでは地図上に表記された駅名や建物名等は地図画像と一体化して描画されているのみだったが、地図上の地点表記をクリッカブルにし、例えば駅名をクリックすると駅のIDが取得でき、それを出発地/目的地に設定してルート検索を行うような利用が可能となる。地図とナビゲーションがより一体となったサービスを構築でき、位置情報の活用や直感的な操作を実現できる。

●新バージョンの地図API(上)、地図APIの4機能(下)

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