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Hacobu、輸配送リソースを一元的に配車管理

2021/07/01

(株)Hacobuは7月1日、荷主、大手3PLから運送会社まで幅広く利用可能な、輸配送リソースの一元管理とトラックやドライバーに対する貨物の最適配分を支援する配車管理サービス「MOVO Dispatch(ムーボ・ディスパッチ)」を7月5日にリリースすると発表した。

●配車管理サービス「MOVO Dispatch」概要
車両、ドライバーを「MOVO Dispatch」に登録し、輸配送案件を割り当てることでいつ、どの車、どのドライバーが
・どのような仕事を行う予定なのか
・どれだけの貨物を積む予定なのか(積載率)
・どれだけの時間、移動/休憩するのか
が可視化され、配車業務を効率化。さらに、事業所や物流拠点を跨いで情報が可視化されるので、拠点間での合積みや戻り便活用による積載率、稼働率の向上を支援する。

●「MOVO Dispatch」の導入メリット
(1)工場や物流拠点で出荷/集荷車両の手配を担う場合
 ・拠点・部門を跨いだ協力会社ネットワークの配車状況の可視化による車両手配の効率化・稼働率向上
 ・積載率情報(容積または重量)に基づく実行可能性を加味した配車調整
 ・軒先条件や取扱条件などの知見の属人化回避

(2)運送会社(協力会社)の場合
 ・自社車両と協力会社車両の配車状況・案件の一元管理
 ・必要な車両の架装やドライバーのスキル等、実行可能性を踏まえた配車検討の省力化
 ・作業地点間の移動時間を含めた運行計画検討の省力化
 ・MOVO上(※1)で受領した案件について、登録作業なしで配車が可能で、依頼元に対しての担当車両・ドライバー情報の共有がシステム内で完結

●今後の展開について
「MOVO Dispatch」はドライバー向け機能と、MOVOの他プロダクトとの連携を見据え、既存のMOVOユーザーの声を聞きながら、随時機能拡張を行っていく方針。

(1)ドライバー向け機能
 ・スマートフォンでの担当案件の確認や実績の登録
 ・運行管理者/元請けとの連絡、現在地の報告
 ・案件情報からバース予約の作成

(2)MOVOの他サービスとの連携
 MOVOの各サービスの連携により、配送案件の依頼から配車計画、配車手配、バース予約、車両動態管理までのデータのやり取りがスムーズになる

(3)LYNA 自動配車クラウド(株式会社ライナロジクス)との連携
 ライナロジクスが提供する完全AI自動配車システム「LYNA自動配車クラウド」がAIで作成した配送ルートを、「MOVO Dispatch」に取り込むことで、より最適な配車計画を作成する

※1:MOVO Vista経由で案件を受け取った場合

●「MOVO Dispatch」の積載率が見える配車表画面(上)と自動計算された移動時間を確認できる画面(中)、MOVOの他サービスとの連携イメージ(下)

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