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ニチレイ/Mujin、省スペースでの荷下ろし自動化を実現

2021/05/31

(株)Mujinは5月31日、(株)ニチレイロジグループの拠点となる(株)ロジスティクス・ネットワークの新潟江南物流センターで、オークラ輸送機(株)とともに省スペース化を実現したマスターレス混載デパレタイズロボットを稼働させた。

ニチレイロジグループは広く食品物流ネットワークを展開され、効率化を実現する先端技術の導入等の業務革新を積極的に推進。その仕分け工程でパレットに積載された飲料や食品等のケース品をコンベヤへ投入するデパレタイズ(荷下ろし)作業の自動化を、今回のMujinロボットで実現した。

今回のプロジェクトは、既存の物流センターへのロボット導入であったため、限られたスペースでの稼働が求められた。今回機器の設置スペースを最小限に抑えるため、オークラ輸送機とパレットコンベヤの敷設方法を検討し、ロボット直下から空パレットを排出するレイアウトを構築し、省スペース化を実現した。

本レイアウトでは、パレットがロボット架台下を通過するため、架台が通常に比べ大きいのが特徴。そのため、ロボットは架台への干渉回避を考慮しながら動く必要がある。ロボット知能化技術により、Mujiinロボットは状況に応じて柔軟に動くことが可能。そのため、可動領域が制限されている今回のような場合においても、特殊な開発や設定を必要とせず、ロボットは最適な軌道・速さを都度自動で調節しながら、動く。

●稼働の様子
Mujinお客様事例《株式会社ニチレイロジグループ様 省スペース化を実現したマスターレス混載デパレタイズロボット》
https://www.youtube.com/watch?v=xCxQ7WNt5p4

●今回のデパレタイズロボットソリューションの特徴
(1)高い処理能力:独自のロボット知能化技術により、ロボットの能力を最大限引き出し高い処理能力を発揮。
(2)最高速度調整:ワークのサイズ・重さを自動判別し、最適な速度で安定的な荷下ろしを実行。
(3)マスターレス:事前のケース登録を必要とせず、混載状態のパレットからの荷下ろしを実行。新商品やデザイン変更が生じても、登録作業等を必要としない。
(4)省スペースレイアウト:ロボット直下を通して空パレットを排出することで、省スペース化を実現。

●デパレタイズソリューションの詳細
https://www.mujin.co.jp/solution/distribution/depalletize/

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