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商品マスタ不要の「LYNA荷姿数量予測」リリース

2021/04/08

(株)ライナロジクスは1月19日、クラウド型ロジスティクス予測システム「LYNA荷姿数量予測」をリリースした。

出荷の現場では、店舗からの発注データはあっても実際にトラックに積載する際のカゴ数や番重数といった荷姿・数量が分からないため、配送に必要となる車両台数が読めない課題が発生している。その原因は荷姿・数量を予測する簡易的な方策が確立していないためで、多くの物流センターでは荷姿・数量を現場マネージャの長年の経験と勘を頼りに予測したり、商品をどのような梱包に入れるか等をデータ化した商品マスタをもとに予測していたりということが見受けられている。しかし、勘と経験では予測結果にバラつきが出る、商品マスタを活用するにはデータ整備に膨大な時間と手間がかかるといったことから、適当な方策がいまだに確立していないのが実情。

●サービスの特長
「LYNA荷姿数量予測」は、過去の出荷実績データを用意するだけで、簡単に荷姿・数量が予測できるクラウドサービス。同社が独自開発したAIアルゴリズムが出荷実績データを学習することで、自動で店舗ごと、あるいはコースごとの出荷量を算出。現場マネージャを煩雑なマスタ管理業務から解放するほか、出荷作業の大幅な効率向上、ピッキング作業者やトラック台数などのムリ・ムダの解消に寄与する。

(1)出荷実績データの用意は7日分でOK
「LYNA荷姿数量予測」は7日分の出荷実績データさえあれば荷姿・数量の予測が可能。一般的な機械学習では膨大な学習データを必要とし、商品の改廃等変化の激しい流通の現場では通用しない悩みがあったが、「LYNA荷姿数量予測」は最新の機械学習アルゴリズムをベースに開発したロジスティクスデータに特化した独自のAIアルゴリズムを用いることによって、最小限の学習データでかつ高精度の予測を可能とした。

(2)一切の商品マスタが不要
「LYNA荷姿数量予測」は一切の商品マスタが不要。学習はすべて自動で行われるため、面倒な商品マスタの作成は不要。出荷実績のない新商品についても、カテゴリ情報に基づいてAIが自動で荷姿・数量を推計する。さらに実際に出荷開始されれば数日分の実績データから直ちに学習・補正。人が手を加えることなく自動的に予測精度が向上していく。

●「LYNA荷姿数量予測」サービス紹介ページ
https://lynalogics.com/service/forecast/

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