2021/04/05

(株)豊田自動繊機 トヨタL&Fカンパニーは4月5日、自動運転フォークリフト「Rinova AGF※1(リノバ エージーエフ)」 に、レーザーリフレクタ誘導機能を新たに追加した自動運転フォークリフトの国内販売2021年5月より開始すると発表した。

レーザーリフレクタ式とは、作業エリアに設置された反射板の位置をレーザースキャナで検出することにより、フォークリフトが自己位置を検知しながら自律走行・稼働するシステム。積み込みや荷下ろし等、高度な作業精度が求められる荷役にも適している。

今回新たな機能を追加することにより、「磁気ガイド式」、「レーザーSLAM式※2」、「レーザーリフレクタ式」の自動運転3パターンと「有人運転」の計4パターンから運転モードの選択と組み合わせが可能になるフォークリフトとなる。

開発にあたり、各パターンに応じた誘導ロジックと周囲環境に応じた自己位置推定ロジックの円滑な切り替えを達成することで、運転モード変更時もシームレスな走行を実現。従来の磁気ガイド式機能も備えており、1台で、倉庫の形態や作業に応じて運転パターンを選択し、幅広いシーンで顧客が活用できる。

同製品は2021年4月6日にリニューアルオープンするトヨタL&Fカスタマーズセンター東京でも展示しており、稼働する様子を実際に見学できる。

※1：Automated Guided Forklift（自動運転フォークリフト）の略称。

※2：Simultaneous Localization and Mapping（自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術）の略称

●製品基本情報

定格重量：1.Ot～3.Otまで6種類

価格：オープン