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ワコーパレット、ワクチン用コンテナをレンタル開始

2021/03/19

(株)ワコーパレットは3月18日、新型コロナウイルスワクチンを輸送・保管する低温冷凍コンテナを4月以降、全国でレンタル・販売を開始すると発表した。

低温冷凍コンテナは、-30℃や-70℃等、ワクチンの適切な輸送・保管に必要な冷凍機能を備えており、最大積載量は約20トン、ボディは頑丈な海上輸送用コンテナを使用しており、冷凍・冷蔵ユニットは低騒音の定置型を搭載している。

建物を建築して保管庫を設置する場合に比べて短納期で低コストの設置が可能。-25~30℃の保管ができる冷凍コンテナは在庫を約600台保有しており、全国の病院や製薬会社向けにレンタルが可能。-70℃に対応する冷凍コンテナは、海外コンテナメーカーの特注製造により、4月以降レンタル・販売を開始する。

厚生労働省は、ワクチンの品質を保つために冷凍した状態で保管・流通することが必要であり、超低温冷凍庫やドライアイスによる保管を定めている(※)。今後ワクチン接種の本格化によりワクチンの流通拡大が予想されるが、低温冷凍コンテナを使用することで大量の輸送・保管に対応することが可能になる。

ワコーパレットは、冷凍冷蔵コンテナのほか、パレットやカゴ台車、ネスティングボックス等物流機器を専門にレンタル・販売をしている。全国に3事業所、約80の物流センター(自社保有の大型センター7拠点を含む)を展開しており、主に関東、関西、中部エリアの物流事業者と取引ネットワークを構築している。

※「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」の改訂について(厚生労働省)

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