2021/03/10

再配達を無くす置き配バッグ「OKIPPA（オキッパ）」を提供するYper(株)は3月10日、新しくAMR（自動配送ロボット）分野での事業を開始すると発表した。

YperのAMR事業の第1弾プロジェクトとして、広島県のAI/IoT実証プラットフォームの事業構想「ひろしまサンドボックス」（※1）のアクセラレーションプログラム「D-EGGS PROJECT」（※2）で提案した「中山間地域での新たなラストマイルインフラの構築」が1次審査を通過し（2021年2月9日）、同日3月10日に2次審査のパブリック評価が開始された。

●D-EGGS PROJECT概要、パブリック評価

●「ひろしまサンドボックス」「D-EGGS PROJECT」でのYperのAMRプロジェクト

Yperは「中山間地域での新たなラストマイルインフラの構築」にて、自動配送ロボット（YperのAMR事業で展開するロボット）による無人の物流インフラを構築予定。自動配送ロボットを既存システムと融合させ、ロボットによる宅配物の配送や集荷ができる物流網を、OKIPPA事業で培った経験をフル活用して構築する。D-EGGS PROJECTで採択されたアイディアは、2021年4月下旬～10月中旬に実証実験が行われる予定。

YperのAMRでは、自動化された新しい物流網を中山間地域に整備し、宅配物だけでなく、将来的には生鮮食品等、様々なモノの往来を低コストで人手をかけず、非対面で行うことも目指している。

※1：「ひろしまサンドボックス」：広島県がデジタルトランスフォーメーションを推進する一環として取り組むオープンな実証実験の場。最新のデジタル技術を活用して、様々な地域課題の解決を図る。

※2：「D-EGGS PROJECT」：「ひろしまサンドボックス」の一環として、ニューノーマル時代の課題をデジタル技術を通じて解決するアイディアを募り、その実現に向けて実証実験を行うアクセラレーションプログラム。