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ヤマト、オンライン診療・服薬指導システムと連携

2021/03/05

(株)インテグリティ・ヘルスケアとヤマト運輸(株)は3月4日より、インテグリティ・ヘルスケアが提供するオンライン診療・服薬指導システム「YaDoc Quick」とヤマト運輸の法人向けwebサービス「ヤマトビジネスメンバーズ」の「送り状発行システムB2クラウド」のシステム連携を開始した。

これにより、コロナ禍で急速に広がる遠隔診療における調剤薬局の業務効率化に向け、処方薬発送時の業務負荷軽減を支援する。

新型コロナウイルス感染症拡大を背景に、2020年4月から希望する患者には初診からオンライン・電話による診療、同年6月からは服薬指導が時限的・特例的に可能となり、インテグリティ・ヘルスケアは2020年8月から、専用アプリケーションのインストール等の面倒な初期作業を必要とせず、診療予約から医療費決済までを含むオンライン診療、および服薬指導の予約やビデオ指導、処方薬の決済までを含むオンライン服薬指導を一気通貫に実現し、簡単に速やかに開始できるサービス「YaDoc Quick」をリリースした。

一方、ヤマトグループは2020年6月から新たに発生した調剤薬局での処方薬の発送業務に関する課題解決を行うため、薬局向け専用サイトを開設する等、各パートナーと連携しながら遠隔処方領域における調剤薬局等への物流サービスを積極的に提供している。

今回の取り組みでは、インテグリティ・ヘルスケアが提供しているオンライン診療・服薬指導システム「YaDoc Quick」とヤマト運輸の法人向けwebサービス「ヤマトビジネスメンバーズ」の「送り状発行システムB2クラウド」をAPI連携。これにより、調剤薬局側はオンライン診療・処方から配送伝票発行、荷物追跡といった配送管理までをワンストップで行うことが可能になり、患者は「YaDoc Quick」へ個人情報を登録するだけで、処方薬の配送・受け取りに関わる情報と連携されるため、よりスムーズにオンライン診療から処方薬の受け取りまで完結することができる。また、クロネコメンバーズ加入者であれば受け取り場所や時間の変更が可能になる。

●インテグリティ・ヘルスケア
同社は「ぬくもりのある医療を、100年先も、ずっと。」をビジョンに、人とテクノロジーの融合で、医療の未来をつくることを目指したメディカルテック企業。ICTの先端技術と医療ノウハウを組み合わせ、医師と患者の双方向のコミュニケーションを深めながら一層の診療の質の向上に寄与する疾患管理システム「YaDoc(ヤードック)」並びにオンライン診療・オンライン服薬指導システム「YaDoc Quick」の開発を進めている。2021年2月末現在で約3,000の医療機関に導入されている。同社はこれまでも電子カルテメーカーとの連携等により普及施策を進めていたが、昨年のアルフレッサ株式会社との提携により、クリニックや薬局に向けた販売網をさらに強化。今回の施策により一層の普及拡大を目指す。
https://www.yadoc.jp/

●ヤマトグループの遠隔処方領域における取り組みについて
ヤマトグループは、アルフレッサ(株)等のパートナー企業と協力し、ヤマトの経営リソースやノウハウを活用することで、安心・安全で確実な流通ネットワークの構築を目指すほか、遠隔処方及びオンライン診療の利便性を向上し、病院や調剤薬局、患者様および地域住民に貢献できる多様なサービスの検討・開発を行っている。

●「ヤマトグループ調剤薬局向けソリューション」専用サイト
https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/business/pharmacy/

●システム連携イメージ

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