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PCS、小型電動物流機器「EP-LIFTER」販売開始

2021/02/09

ピー・シー・エス(株)(PCS)は2月8日より、リチウムイオンバッテリー搭載小型電動物流機器「EP-LIFTER」の販売を開始した。

小型電動物流機器は米国ITA(産業用トラック協会)による分類方法で主に「クラスII」「クラスIII」に分けられており、欧米を中心とした海外市場では、フォークリフトに替わる主力物流機器となっている。

欧州でのフォークリフトと小型電動物流機器の台数比率は33.1%対66.9%と、圧倒的に小型電動物流機器が多く使用されている。一方、日本国内では同上比率が64.8%対35.2%と、現状フォークリフト使用の比率が高い。

これらの小型電動物流機器は操作性・整備性が高く定期検査が不要な機種がほとんどのため、メンテナンス費用を削減可能。さらにフォークリフト講習が不要な機種もあるため、重量物の運搬が手軽にできる物流機器となる。

同社では、軽量小型・メンテナンスフリーで環境負荷のないリチウムイオンバッテリーを搭載した「クラスII」「クラスIII」の小型電動物流機器を、より安価で提供できるサービスを開始している。

●リチウムイオンバッテリー搭載小型電動物流機器「EP-LIFTER」
〇電動パレットトラック
電動パレットトラックは物流機器の中でも世界的に急成長しているカテゴリーで、パレットの種類・積載量・用途に応じて様々な製品を取り揃えている。同社の電動パレットトラックは使いやすく、狭小な場所での操作性も抜群なことに加え、可視性を重視しているため安全性も高く、耐久性・保管性にも優れている。各種用途に応じたバッテリー搭載モデル等、豊富なバリエーションを取り揃えており、ロジスティクス・小売・産業用アプリケーション等、あらゆる分野の顧客ニーズに対応している。

・特長
(1)最大荷重1,000~2,000kgの範囲で各種用意している。

(2)様々なフォークの長さと幅が選択可能。

(3)軽量小型・メンテナンスフリーで環境負荷のないリチウムイオンバッテリー搭載。

〇電動スタッカー
電動スタッカーは標準化されたパレットでの荷動きを中心とする欧米で普及し、いまやフォークリフトを代替する製品として、荷揚げ物流機器の主力となっている。リチウムイオンバッテリー搭載モデルは充電時間が短く、水の補充やメンテナンスが不要。さらに充電器を搭載することで従来モデルよりもはるかにコンパクトで、使い勝手も大幅に向上した。人的作業負担を最小限にし、スタッキングと積み込み作業を格段にスピードアップする。

・特長
(1)モノマスト電動スタッカー
モノマスト電動スタッカーは走行/昇降を電動で行うことができる。リフト高は通常2m未満、積載量は980~1,200kgに対応している。

(2)歩行式電動スタッカー
最も一般的なスタッカーは二段マストを備えており、中小規模の倉庫・作業場・小売店等で使用されている。走行/昇降の両方を操作する一体型ハンドルが装備されており、パレットを移動したり、ラックに載せたりすることができる。また、パレットサイズが標準化されていない顧客向けに、ストラドルアームスタッカーを準備し、フォークアームの幅を簡単な操作で調整ができるようにした。

(3)乗車式電動スタッカー
移動距離が長く使用頻度が高い場合、乗車式電動スタッカーが最適。折りたたみ式のプラットフォームを上げれば、低速で歩行式としても使用することができる。

●詳細・申し込み
https://p-c-s.co.jp/ep-lifter

●E-P JAPAN公式サイトの「2019年 ITAクラス別・地域別分布図」(上)、「EP-LIFTER」の電動パレットトラック(下左)と電動スタッカー(下右)

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