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SGシステム、AI×OCRプラットフォーム提供開始

2021/01/27

SGHグループでIT統括事業を担うSGシステム(株)は1月27日、フューチャーアーキテクト(株)と、AIを活用したクラウド型のOCR(Optical Character Recognition:光学的文字認識)プラットフォームサービス「Biz-AI×OCR」(※1)を共同で開発し、提供を開始したと発表した。

SGシステムは佐川急便をはじめSGHグループの各システムの開発・設計、保守・運用といったシステムインテグレーション事業を中心に、物流ITのコンサルティング事業、総務・経理業務等のシェアード事業、代金引換サービス等の決済事業、文書のイメージ化やテキストデータ化、コールセンターやバックオフィス業務といったBPO事業をグループ外の顧客に対しても展開している。

SGシステムでは、佐川急便の配送伝票の入力業務を自動化するAI-OCR(AIを活用したOCR技術)をフューチャーアーキテクト(株)と共に開発し、作業時間を月間8,400時間短縮するなどグループ内の抜本的な改革を推進してきた(※2)。

また、配送伝票のみならずAI-OCRを活用しグループの帳票入力業務を自動化するなど業務効率化に貢献してきた。

●主な機能
・複数のAIエンジンを搭載し、日本語・アルファベット・数字等、文字種によって最適なAIエンジンを選択できるため、多種多様な伝票や帳票に対応
・搭載された汎用的なAIエンジンのみならず、顧客用に学習させた独自AIエンジンをプラットフォーム上に組み込んで提供することも可能であり、顧客の様々なニーズに対応
・エントリー状況をリアルタイムで把握可能なポータル機能や、AIの判断の信頼度が低いものを表示することでエントリー業務を効率化する機能など、ユーザーにとって便利な機能を多数搭載(※3)

●その他の特徴
SGシステムではこれまでグループ内外の多数の顧客に提供してきたBPOサービスの実績を活かし、「Biz-AI×OCR」の導入によるデータエントリー業務の効率化にとどまらず、業務プロセス全体のBPRや業務のアウトソーシングなど、顧客の要望に合わせて業務全体の効率化を提案することが可能。

※1:「Biz-AI×OCR」はフューチャーアーキテクトが提供する「Future OCR」のSGシステムにおけるサービス名称。「Future OCR」はフューチャーアーキテクトの登録商標。

※2:佐川急便の配送伝票入力業務を自動化するAIシステムが本稼働~月間8,400時間を創出し、貴重な労働資源を最大限に有効活用~
http://www2.sg-hldgs.co.jp/newsrelease/detail/2019/0802_1473.html

※3:「Biz-AI×OCR」は従来のOCRでは高い精度で読み取ることの難しかった手書きの伝票や非定型帳票もAIが解析して自動で読み取る。また、AI-OCRで読み取りを行った後の補完入力やベリファイ等のエントリー機能はもちろんのこと、AIの自信度を表示し、自信度が低いものだけをエントリー可能にする機能や各種の権限設定や自社のエントリー状況の確認も簡単にできる管理者向けのポータル機能など、ユーザーにとって便利な機能も充実している。さらに最大の特徴としては、クラウドサービスで手軽に利用できるのみにとどまらず、より高い精度を求める顧客に対して、その顧客用に学習させた独自のAI-OCRエンジンを作り、精度を最大限まで引き上げての提供も可能な点。加えてクラウドサービスでの提供を基本としつつも、顧客の要望に応じて顧客の自社環境に構築するオンプレミス版の提供環境も準備している。

●システムイメージ(上)、エントリー画面イメージ(中)、「Biz-AI×OCR」+BPOサービス(下)

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