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ナビタイム、法人向け経路探索エンジンをリニューアル

2021/01/26

(株)ナビタイムジャパンは1月26日より、法人向け開発キット「NAVITIME SDK」のPC・サーバ向け経路探索エンジンを「NAVITIME Engine」としてリニューアルして提供を開始したと発表した。新たに地域区分別・時間帯別の道路走行速度や車両・車幅を考慮したルート検索、開かずの踏切を考慮したルート検索に対応する。

●「NAVITIME Engine」
https://api-sdk.navitime.co.jp/engine/

ナビタイムジャパンは同社のコア技術である経路探索技術を、SDKやAPI等、様々な形で法人企業向けにも提供している。「NAVITIME Engine」は顧客の環境(PC やサーバ)内のみでオフラインで動作するシステムで、2地点間の最適ルート検索や複数地点間の巡回ルート検索、出発地から指定した距離または時間で到達できるエリアを算出する到達圏検索等の機能を使うことができる。

経路探索エンジンと経路探索用道路ネットワークデータを顧客のシステム内に組み込むことで、システム内で完結して動作するため、例えば、タクシー等の配車システムや、物流の配送効率向上のため多数の車両と地点の組み合わせ最適化を行う等、大量の地点や車両、ルートを一度に探索する膨大な計算が必要なケースで効果的に使うことができる。

今回のリニューアルにより、同社が提供する各種ナビゲーションサービスから収集した交通ビッグデータをもとに、時間帯別・地域区分別の道路走行速度を考慮したルートを検索できるようになる。開かずの踏切の情報にも対応し、時間帯によっては踏切を回避する等、考慮したルートを検索できる。これらにより、実際の道路・交通状況に近く、所要時間や走行距離の精度の高いルートを算出できるようになる。また、大型車規制や道幅等の道路情報にも対応し、車両・車幅を考慮したルート検索も可能になる。

物流量の増加やドライバー不足により、最適で迅速な配車計画や配送の効率化が求められる中、交通ビッグデータや大型車向けナビゲーション用に独自に整備・運用している道路ネットワークデータ等の自社技術・資産を生かし、顧客の業務効率化・最適化に貢献していく。

●「NAVITIME Engine」の導入に関する問い合わせフォーム
https://api-sdk.navitime.co.jp/contactus/inquiryform.html

●「NAVITIME Engine」概要

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