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社内物流用クラウドサービスで倉庫パートナー募集

2021/01/25

SCM関連のDXサービスを開発・提供する(株)コマースロボティクスは2月1日にキャンペーン物流等の社内物流用クラウドサービス「Sales Ship(セールスシップ)」をリリースする。それに伴い、「Sales Ship(セールスシップ)」が運用できる倉庫パートナーを10社募集する。

大手企業を中心に新製品のカタログ、販促物、PR用什器、伝票類、サンプル品、テスト機等を発送する企業物流業務やキャンペーン物流業務が行われているが、オーダーの方法や在庫管理方法等に問題が多く存在している。オーダーの方法として、多くは電話または、FAX、メール、チャット等でオーダーしており、出荷指示のために新たに余分な入力作業が発生や打ち込みミス等による誤出荷発生要因にもなっていた。
 
在庫管理の方法として、これまで発注者が在庫量のリアルタイムの把握はできないため、在庫があるかどうかが発送段階まで分からず、オーダー後、発送できなかったり、一部の人だけが多くオーダーしたため、他の多くに人に在庫が行き渡らない等の問題があった。

さらに内部統制上、上長の承認プロセスを記録するニーズもあるが、対応できない等の問題もあった。

同サービスは、社員Cart(スタッフ)、企業OMS(管理者)、倉庫WMS(倉庫管理者)をクラウドで一気通貫で提供することで社内物流の課題を解決するもの。どこからでも、いつでも、どこに対してもクラウドで社員や営業マンがリアルタイムに在庫を確認して、店舗や営業所、顧客等へオーダーして倉庫から出荷できる仕組みの運用が可能となる。また、上長の承認機能を付け、内部統制にも対応している。発送を倉庫にアウトソースすることも可能となり、在庫管理や入出荷業務を社員が行う必要がなくなる。

同サービス開発の背景としてコロナ禍による在宅勤務のへの対応があり、同サービスを導入することで社内物流もEC物流と同様に、3PLへアウトソーシングすることが可能となる。

同社はこれまでSCM関連のSaaSサービスを主に開発しており、現在約600社に利用されているが、2021年は企業向け分野にマーケットを拡大させる戦略で、同サービスはその第1弾となる。「Sales Ship(セールスシップ)」は倉庫パートナーと共同で拡販する体制を構築し、初年度100社への提供を目指す。

●Sales Ship(セールスシップ)サービスサイト
https://www.salesship.jp/

●業務プロセスのすべてをクラウド化する

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