[最新ニュース] IT・マテハン

豊田自動織機、世界トップクラス環境性能のフォークリフトを国内向けに投入

2014/04/14

(株)豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーは、国内排出ガス規制に適合する自社開発の新型トヨタ産業用エンジン(トヨタ1ZSディーゼルエンジン、トヨタ1KDディーゼルエンジン)を国内向けフォークリフトに搭載することを決定したと発表した。

近年、地球温暖化防止や環境負荷物質の排出量低減ニーズが高まるなか、自動車と同様、フォークリフトをはじめとする産業車両においても、先進国を中心に排出ガス規制が強化されている。また、世界的な環境意識の高まりとともに、日本や北米、欧州を中心とした先進国においては、電動車を積極的に採用する顧客も増えているが、特に積載荷重3t以上のクラスにおいては、電動車では連続稼動時間や作業性の制限があり、低燃費で排出ガス規制に適合したエンジンを搭載したフォークリフトが求められている。

このような状況のなか、昨年、北米市場において、米国排出ガス規制(Tier4)に適合した1ZSディーゼルエンジン、1KDディーゼルエンジンを搭載した新型フォークリフトの販売を開始した。業界トップレベルの燃費性能が評価され、販売台数は順調に推移している。

一方、国内の排出ガス2011年規制(適合期限:2014年10月末)においても、「PM排出量を前規制の10分の1以下に抑制」など、大幅な環境負荷低減が求められている。

同社は今秋以降、顧客の環境負荷低減ニーズの高まりも踏まえ、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)を用いることなく、国内の排出ガス規制に適合した同エンジンをフォークリフトに搭載し、大幅な燃費低減をはじめとする環境性能の向上はもとより、作業安全に貢献する安心機能を追加するなど、顧客に満足してもらえる商品を順次投入していくという。

これからも同社は、豊富な商品ラインアップと業界最大の販売・サービスネットワークで、顧客に最適な物流環境の構築をサポートしていくとしている。

製品の名称、発売時期、価格等の詳細は未定のため後日改めて発表する。

|↑一覧に戻る|