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モノフル、「トラック簿」で複数箇所積み降ろし可能に

2020/11/17

(株)モノフルは11月16日、トラック受付/予約サービス「トラック簿」の新機能として、複数箇所での積み込み、荷降ろし作業を必要とする拠点に向けた「複数箇所積み降ろし」機能の提供を開始すると発表した。

従来複数箇所での作業が発生する拠点では、ドライバーが都度受付をする手間が生じていたほか、各拠点の庫内作業者には次に来るトラックの情報がないため、事前の準備が困難なことに加え、複数拠点全体の管理者は各拠点の進捗が把握できず適切な差配がしにくいといった課題を抱えており、スムーズな業務を実行しづらい環境だった。
 
●「複数箇所積み降ろし」機能の特徴
(1)複数拠点で作業がある場合でも受付は1回のみ:総合受付画面「ドライバーの受付画面」
拠点によっては毎回受付する度に順番が最後尾になってしまい、呼ばれるまで長時間要することがあるが、同機能により拠点ごとに都度受付を行う必要がなくなる。ドライバーの負荷が減り、効率的な作業が可能になる。

(2)複数拠点全体の管理者による適切な差配を実現:総合管理画「各拠点への順番割当」
管理者はドライバーの受付情報と各拠点の混雑状況を確認しながら、各拠点を巡る順を割り当てることができる。

(3)ドライバーの作業進捗を一覧で確認:総合管理画「各拠点の進捗一覧」
受付が完了し、各拠点への割り当てが必要なカードや割当後の拠点ごとの作業進捗の様子を、一覧画面で確認できる。

(4)拠点毎に作業進捗がカードの?で判別でき、タスク管理も可能:カードの色による進捗確認
割当完了後に、各拠点にカードが生成される。すぐに呼出可能なカードは赤色、前の作業が終わり次第呼出可能なカード はピンク色、それ以降の順番のカードは白色と、色によって進捗を確認できる。また、本機能により、次に呼出予定のカードの内容を事前に把握できるため、タスク管理が可能になる。

●顧客の声
事例:TOTO(株)「複数箇所積み降ろし」利用により、待機時間30分以内の車両が99.3%以上に。

Q.導入前の困りごと
A.トラック入場受付が記帳管理だったため、トラック入退場の進捗を把握することが困難だった。また、待機しているドライバーにとっても作業状況がわからないため、呼び出しまでの間不安感があったと思う。

Q.導入の決め手
A.当社のニーズと合い競合他社と比べてリーズナブルで、柔軟なカスタマイズが可能だった点が決め手となった。 
 
Q.導入後の効果
A.待機時間30分以内の車両が99.3%以上と改善でき、ドライバー様のストレス軽減につながり、当社だけでなく、輸送企業の労働環境改善にもつながった。 
 
Q.今後の展望
A.予約状況の見える化等によりさらなるホワイト物流化を図り、働く全ての人に優しい環境を構築していきたいと思う。

●各拠点への順番割当(上)、各拠点の進捗一覧(中)、カードの色による進捗確認(下)

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