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世界最大級のペプシ瓶詰め工場がInfor WMS導入

2020/11/16

米Infor(インフォア)は11月13日、ペプシコ(PepsiCo)の多国籍フランチャイズ企業であるMenaBev社が、サウジアラビアのジッダにある30万平方メートルを超える瓶詰め工場に、インフォアの倉庫管理ソリューション「Infor WMS」を導入したことを発表した。
Infor WMSは原材料の受入から生産、保管、完成品の出荷に至るまで、MenaBev社の業務をエンド・ツー・エンドで支え、組織全体の自動化とビジネスプロセスの最適化により、同社の生産能力の向上と継続的な成長を支援する。本プロジェクトはインフォアのアライアンスパートナーであり、サプライチェーンコンサルティングおよびソフトウェア導入の先進的なプロバイダーであるSNS社が成功へと導いた。

MenaBev社の工場は8つの生産ラインがあり、異なるシステム間で毎日何千件ものトランザクションが交わされており、瓶詰め工場としては世界最大規模を誇る。同工場は最先端技術により自動化されている。LGV(レーザー誘導式無人搬送台車)が原料の棚入とラインへの補充を管理し、3万6,000パレット以上を処理できるハイベイAS/RS(立体自動倉庫)がエレベーターとモノレールを介して生産ラインから完成品を受け取り、自動積載プラットフォームがトラックに荷物を積み込む。

MenaBev社が倉庫管理システム(WMS)の機能を最大限に活かして、今回のプロジェクトを成功させるためにはSNS社のコンサルタントのWMSへの知見が不可欠だった。加えて、大規模かつ複雑な実装を管理してきたSNS社の経験を活かして、MenaBev社の固有要件を満たす適切なソリューションを構築する必要があった。

Infor WMSはERP(インフォアの製造業向けERPであるInfor LNを含む)や製造実行システム(MES)、ラボ情報管理システム(LIMS)、OEMシステム等、7つの異なるシステムと連携し、リアルタイムに統合してあらゆる統合における問題を監視画面で検知することができます。フル生産モジュールを使用することで、LGVにメッセージを送信して生産ラインへの供給を指示し、完成品パレットをハイベイ倉庫に通知したり、MenaBev社の要件に合わせてカスタマイズしたヤード管理ソリューションを用いて、ドックの割り当てや工場へのアクセスを管理することができる。

●インフォアの倉庫管理ソリューション「Infor WMS」
https://www.infor.com/ja-jp/products/warehouse-management

●MenaBev社について
MenaBev社はペプシコのフランチャイズ・ボトラー(瓶詰業者)で、清涼飲料(LRB)市場のリーダー企業。同社はサウジアラビアのあらゆる業況指標で何度もチャートの1位を占めてきた。同社は1億6,000万ケースの生産能力のある巨大生産工場を所有している。同工場は敷地面積30万平方メートル以上で、世界最大級のペプシ瓶詰め工場。パレットが高さ1kmに積み上がるほどの量の完成品を、わずか2時間で生産する。8時間の各シフト内に生産される飲料総量は容量250万リットルのオリンピックのプールを満たすのに十分な量。
https://www.menabev.com/

●SNS社について
SNS社は、世界中のあらゆる地域に顧客とパートナーを有するサプライチェーンサービスの先進的なプロバイダー。ドバイ、シンガポール、メルボルン、ヨハネスブルグ、リヤド、ベイルートに拠点を置く同社は幅広いサービスを提供し、そのプロジェクトの成功実績が市場で評価されている。SNS社のサービスはコンサルティングやトレーニング、ソリューション開発、導入、システム統合、サポートに至るまで多岐にわたりる。サプライチェーンおよびロジスティックス分野に精通した運用コンサルタントおよび技術コンサルタントの専門チームが各種サービスを提供している。
https://www.sns-emea.com

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