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マンハッタン、クラウドネイティブ型WMSを国内販売

2020/11/18

マンハッタン・アソシエイツ(株)は11月18日、エンタープライズレベルの倉庫管理システムとして世界初となる、クラウドネイティブ型ソリューション 「Manhattan Active WM(Warehouse Management )」 の日本国内での販売とサービス提供を開始した。 

Manhattan Active WMは今年5月に米国Manhattan Associates社が発表したクラウドネイティブ型の倉庫管理ソリューション。バージョンレス化を実現するとともに、ユニファイドダッシュボードやゲーミフィケーションといった従来のWMSでは提供できなかった先進テクノロジーを活用した数々の新機能を有している。

世界最高水準の機能とスケーラビリティを持ち、 アジャイル開発にも対応したSaaSベースのソリューションのため、すでに欧米のグローバル企業での積極的な採用が進んでいる。

世界をリードする化粧品会社、仏ロレアル社(L’Oréal)はManhattan Active WMを世界各国の拠点で導入することを先日発表。最初の拠点への導入作業は2021年半ばまでに完了する予定で、2023年末までにロレアルの世界のディストリビューションセンターすべてで展開される計画。

Manhattan Active WMは、完全クラウドネイティブ型の倉庫管理システムで、マイクロサービス・アーキテクチャの採用によりアップグレードなしに常に最新の機能を利用できるバージョンレス化を実現。労務管理やスロットの最適化等を含むすべての機能がクラウド上で動作する単一のプラットフォームに統合されたソリューションで、新たに設計・開発されたマイクロサービス・アークテクチャの採用により多種多様なカスタム要件に対応でき、ボリュームの増加や需要変動に対しても自動的にスケールアップを図る等、物流現場の様々なニーズに応える十分な拡張性も備えている。

ユーザー企業の担当者はシステムとソフトウェアのメンテナンスに気を遣う必要がなくなるため、ユーザー企業の顧客へのサービス提供に専念できるようになる。

また、機械学習機能を活用して労働力とオートメーションの配分を調整し、DC内の作業を効率化できるほか、ソリューションに組み込まれたWES(倉庫実行システム)が倉庫内の多様なリソースの組み合わせを最適化する機能も提供する。DC内で稼働するロボット等MH機器との統合においては業界標準となるロボティクスと自動化ソリューションプロバイダーの事前認定のもと、Automation Networkと呼ぶマンハッタンの新機能がバックアップする。

マンハッタン・アソシエイツ(株) 代表取締役の髙谷直秀氏は、「お客様がアップグレードを気にすることなしに常に最新の機能を利用できるクラウドネイティブなWMSは、これまでの倉庫管理の概念を一新するでしょう。マンハッタンのActive WMは、システム内に組み込まれたWESの機能とも相まって、流通企業のフルフィルメント作業を従来と比較できないほどに効率化し、最適な引当を実現します。また、米国ではすでに活用が進んでいるゲーミフィケーション理論を採用したことで、従業員とのエンゲージメントを高度に維持しながら、倉庫全体のパフォーマンスを向上させるなど、WMSとしての新たな可能性も備えた最新のソリューションとなっています」と述べた。

●Manhattan Active WMの特徴の詳細
https://www.manh.com/ja-jp/products/warehouse-management

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