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ライナ、ゼンリンに「AI自動配車エンジン」を提供

2020/10/13

(株)ライナロジクスは10月13日、(株)ゼンリン・(株)ゼンリンデータコムが提供する運送・配送業務の効率化支援サービス「ZENRIN ロジスティクスサービス」に「AI自動配車エンジン」(※1)を提供したと発表した。

同サービスはAIによる配車計画から、ゼンリンの住宅地図データを活用したルート案内、業務進捗の管理・分析までを一気通貫でサポートするサービス。ライナロジクスが提供する「配送ルート最適化エンジン」とゼンリン・ゼンリンデータコムが保有する位置情報技術を組み合わせることにより、現場における様々な制約を考慮した最適な配車計画と運行管理を実現し、EC・宅配からBtoBの運送まで幅広い運送・配送業務の効率化を強力にサポートする。同サービスは10月15日から提供を開始する。

ライナロジクスとゼンリンデータコムは2020年4月の業務資本提携以来、宅配物流業務の「ラストワンミニット(※2)」問題の解決を目的とした「モビリティプラットフォーム(※3)」事業を推進。同サービスはその協業の成果の一環となる。両社は今後も「モビリティプラットフォーム」の開発・提供を推進し、社会インフラとして不可欠な物流業界の課題解決を共に進めていく。

●「ZENRIN ロジスティクスサービス」の主な機能
(1)配車計画
位置情報とAIを組み合わせ、様々な条件を加味した最適な配車計画を自動作成。専門的なノウハウがなくても誰でも簡単にコストを意識した効率的な配車計画を実現する。

(2)ナビゲーション
ゼンリンの詳細な住宅地図データをベースに、ドアtoドアの案内や大型車両規制を考慮したルート検索等、ラストワンマイルにおけるドライバーの負担軽減を実現する。

(3)動態管理
リアルタイムな走行・配送状況の管理から、走行実績による日報作成のオートメーション化により、管理者側とドライバー双方の業務改善を支援する。

●製品詳細
https://www.zenrin.co.jp/product/category/iot/industry/logistics/index.html

※1:ロジスティクスの現場で20年以上改良してきた独自のAIエンジン「ライナ メタヒューリスティクス」。企業ごとに異なる複雑な制約・条件を網羅し、配送計画に不可欠な距離や時間、人件費といった配送コストを最重要視して計算。何万~何十万通りの計画を瞬時に比較検討しながらトータルコストに最も優れた配送計画を高速で提案する。

※2:エンドユーザーの手元に届く最後の1分の距離。

※3:モビリティプラットフォーム
https://lynalogics.com/20190611.htm/

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